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2010.03.31(Wed)

ぴゅーらん♪ぴゅーらん♪

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00:52  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.24(Wed)

抜けない原型

ビスクドールをよく見ると、型を合わせたときにできるバリのあとがあります。
このバリのあとに鉛筆で線を引くことで、モールドの上下の分割線が決まります。

セルロイド人形や硬いプラスチックでできた人形などもバリがありますが、
ソフビドールはバリがありません。
ソフビドールはやわらかくて中空なので、
どんな無理な型に入れても無理やり引っこ抜けるからです。

ビスクドールの場合は石膏に埋めるとなかなか引っこ抜けません。
石膏が固まるときにごくわずかに膨張するからです。
この膨張分を離型剤の厚みで微調整しますが、厚すぎると型がにぶくなるので、
そんなに分厚くはできません。

さらにビスクドールは分割線のところが一番太くなっているので、
ほんの数mmでも余分に石膏の中に沈みこむと、そこがカギのようになって
抜けなくなります。無理に引っ張るとモールドが薄く割れて失敗します。
もちろん無理に引っ張ると原型のビスク自身も破損します。

小さい原型では鉛筆線の幅ほんの1mmの誤差で抜けなくなったことも…。

石膏がゆるいと作業をゆっくりできるのですが、ほんの1割濃くするだけで、
固化時間は急速に早まります。そしてゆっくりできるぐらいの石膏濃度だと、
ビスクの原型を沈めたときに自重で埋まりこんで分割線を越えてしまい、
抜けなくなってしまいます。

でも固化が早いと気泡を取る時間が無くなって
出来上がったモールドがにきびだらけになります。
目の固定に使う石膏は気泡だらけでもOKだし濃度は好みで良いのですが、
モールド用の石膏液作りは本当に難しいです。

水と石膏の量をきちんとはかるだけではどうしようもない部分が多いので、
何度も練習して手際を良くしつつ、自分のペースに適した石膏濃度を
見つけていくしかなさそうです。モールドに王道無し。

なお、抜けなくなった原型はモールドを破壊して救出します
23:46  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.21(Sun)

リプロ顔の理由

P1130597.jpg
ミルドレッド・シーリーの本には、壊れたアンティークビスクドールは修理をする、
修理しようがないぐらい壊れてもモールドを取ることができる…と書かれています。

ところでモールドを作っていて気づいたこと。
アンティークをもとにしたリプロダクションドール(リプロ)は、
どうしてもアンティークとは雰囲気が違います。
現代は材料が良いため均質に間違いなく出来上がるというのもありますが、
全体に可愛らしすぎるというのもひとつの要因。
アンティークドール独特の、体調の悪いときに見るとどことなく
具合が悪くなるような、怖さや暗さがありません。

屈託の無いお人形らしい明るい可愛さがリプロドールの魅力ですが、
この可愛さは製作された時代の違いによる美的感覚のためだとずっと思っていましたが、
モールドを作っていて気づきました。


一段目はアンティーク。
原型からモールドを作って焼く前のグリーンウェアの目をくりぬきます。
くりぬいたあとで筆による洗い作業もあるため、目は原型よりも大きく仕上がります。

二段目はそこから作られたリプロ。
アンティークを原型にするため、作業を経て、目は更に大きくなります。
このため、普通に作るとリプロが可愛く仕上がってしまうのでしょう。
16:55  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.19(Fri)

モールド作り

P1130592.jpg
先週からずっと、ひろのや・ひろこ先生のご指導のもと、モールド作りの修行中です。
離型剤の塗りすぎも石膏がゆるいのも結晶化が養生する前に外してしまうのもびびっている証拠。
14:59  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.17(Wed)

聖パトリックの祝日

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23:01  |  アンティークドール雑談  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.16(Tue)

おやじバンド全国大会

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2010.03.12(Fri)

ビスクの掃除

P1130569.jpg
アンティークビスクドールは、往々にして汚れています。
積もったホコリは骨董の値打ちのうちですが、
たとえばショップの人が管理のためにつけた鉛筆の文字、
経年で顔全体に薄黒くついた手垢などは、すっきり落とすと見栄えが良くなります。

準備するものは、台所の洗剤ジョイ、化繊綿、歯ブラシ、キッチンペーパー、ウェットティッシュ。
私はアマゾンで買った白馬のしっぽの歯ブラシを使っています。
豚毛は少し硬くて、そこまで硬くなくても良さそうです。

ジョイ1滴を水大さじ1に溶かして、洗剤液を作ります。
それを歯ブラシにつけて、ビスクの表面を優しくこすります。
強くこすると色抜けが出るので注意。
強くこすって落とすのではなく、洗剤の力を助けて少しずつ
こすり落とすようなイメージで。

首の中に見えているのは化繊綿です。
目が入っている場合、作業中の破損を防止するためにつめておきます。
スリープアイの場合は、目を開いたポジションでとめておきます。
首が小さい場合、指で押し込むと破損のもとになるので、
小さめの綿を先の丸いピンセットで少しずつ入れていきます。
先の丸いピンセットは、ベビー用品売り場にハナクソ取り用として置いてあります。

あわ立てながらこすり、キッチンペーパーで拭い取ります。
3回ぐらい繰り返すと、綺麗になります。
目の下や口元にたまったホコリは、表情の一部になっていることがあるので、
取るべきかどうか注意しましょう。

仕上げに、ウェットティッシュでぬぐってキッチンペーパーくずや洗剤分を取ります。

次に、綿棒に洗剤液をつけてキッチンペーパーの上に何度か押し付け、
水分を少し取ってから目の表面をぬぐいます。
強く押すと目が割れるので注意します。
取りにくい目の端の部分は、細いこよりを作って洗剤液をつけ、
少しずつこすり取ります。

スリープアイの場合、まぶたのワックスをぬらすとワックスが浮いてはがれるので
注意します。浮いてはがれてしまった場合は、ティッシュをそっと押し付けて、
まぶたの中の水分を押し出して、そのまま一日ほど乾燥させてから、
あらためて目の掃除をします。

完成したら、化繊綿を抜いてもいいし、破損防止のために
化繊綿を入れたままでゴム引きをしてもかまいません。

廉価ビスクでは焼付けペイントではなく、ペンキで塗っただけの顔もあります。
この場合、水ぶきするだけでペイントが落ちるのでいじらないように。
17:34  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.11(Thu)

スプリングで引いてみる

P1130568.jpg
これは90年前にゴムのかわりに使われていたスプリングです。
ワッシャー部分は粗雑な打ち抜きで錆も浮いていますが、
スプリングは黒光りして、品質も伸縮性も全く劣化していません。

スプリングはゴムと違って、ニュアンスで引き方を変えることはできません。
伸縮率を計算して、適したものを選ばないといけないので、個人で使うには不便です。
しかしゴムよりもはるかに柔軟で、なおかつぴったりとフィットした引き方ができるのが魅力。
もし懐古趣味に走ってスプリングで引いてみようという奇特な方がいらっしゃいましたら、
「引っ張りコイルばね」というものを買うと良いでしょう。

なお、ヘッドスプリングのほうは「圧縮コイルばね」です。
14:24  |  修理(ボディ)  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.08(Mon)

ジュモーのヘッドスプリング

ジュモーの金具といえば、有名なヘッドスプリングです。
これはごく初期のファッションドールにはありませんが、まもなく登場します。
トリステにもテートにも使われています。
ビスクショルダーを持った人形の場合、
スプリングを肩の下でとめますが、ヘッドスプリングはその逆です。


適当な図ですが左がビスクショルダー方式、右がジュモー方式。
緑色が芯棒で、スプリングを縮めて芯棒を伸ばし、最後に青いピンでとめます。
ヘッドスプリングは硬質の鉄が使われていて、錆びにくい素材です。
現在売られているヘッドスプリングよりもかなり硬いです。

これを引っ張るのは力が要るので、修理のときに普通の金具つきのウッドボタンと
ゴム引きにされることも多いようです。
ジュモーでは鈎針に吊るして引きましたが、現在の人形修理工房では、
重い机にフックをつけて横向きに引っ張る方法が多いと思います。

アメリカではヘッドスプリングを外して普通のゴム引きにしてしまう事も多いので、
もし修理を頼むときは、事前に確認しましょう。

当時、ゴムが高価だったことと、恐らくはその劣化の早さから、
人形の接続には鉄のスプリングが多用されていました。
ジュモーのコピーを作って訴訟を起こされたダネルのパリベベは、
ボディに張られた鉄棒に引っ掛けられた数多くのスプリングのみで全身が繋がっていました。
個人的には、スプリングはゴムよりも柔軟で丈夫で、すごくいいと思います。

我が家の1907ジュモーもヘッドスプリングが使われています。
何年ぐらいまでヘッドスプリングが使われていたのかはわかりませんが、
20世紀に入ってもしばらくはスプリングによるジョイントがメインだったのではないかと思います。
1917年のリモージュでは、まだ全身にスプリングが使われていました。

第一次世界大戦が終わるとゴムが潤沢になったのか、
ラバードールまで生産されるようになり、ゴム引きも増えました。
とはいえ1920年代ですら、ゴム不要なクロスボディドールや、
スプリングジョイントのコンポドール、針金ジョイントのミニビスクなど、
ゴムをなるべく使わない人形が作られていました。

1920年代ぐらいからはジュモーの名を冠したSFBJの人形も
ゴム引きになったのではないかと思いますが、定かではありません。
少なくとも1930年代にフランスで修理された人形は、全身ゴム引きになっていたので、
この頃には確実にゴム引きにとってかわっていたようです。
15:16  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03.05(Fri)

オールオリジナルとは

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2010.03.03(Wed)

かわいいひなまつり

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2010.03.02(Tue)

ベベピン

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