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2012.09.27(Thu)

ビスクドールの汚れた髪のお手入れ

質問をいただいたのでビスクドールの髪が
ものすごく汚れてしまって洗わないといけなくなったときの
お手入れについてまとめます
人形によって少し違いますのでご注意ください

オールビスクドール(ドイツ)
ドイツ製のオールビスクドールのオリジナルの髪は人毛を束ねた物を
クラフト紙で作ったドーム状のヘッドキャップに貼り付けた物です
クラフト紙が水に弱く洗う事はできません
手入れは馬毛の歯ブラシで優しく払ってホコリを落とします
表面がベタついてどうしても気になるときは
100円ショップの台所回りの掃除用品売り場にある
重曹入りのウェットティッシュでそっと上から押さえると
表面のベタつきがましになります
こすると毛が抜けるので注意

オールビスクドール(フランス)
オリジナルの髪は人毛を編んであるので抜けやすいです
触るのは厳禁です

1880年代以前のビスクドール
オリジナルの髪は毛量が減り髪を編む糸も
弱っているので触るのは厳禁です

普通のお嬢様ビスクドール
ペイトにウィッグをピンでとめるタイプの物は
まずペイトからウィッグを外します
洗うと抜け毛が大量に出て毛量が減ってしまうので
洗浄は最終手段です
馬毛歯ブラシで髪のホコリを落としたり
重曹入りウェットティッシュを使います

第一次対戦中以降のビスクドール・ベビードール
ウィッグをつけているタイプもいますが
厚紙のペイトに穴をあけて髪の毛を差し込んでいるタイプもあります
厚紙は水に弱いので洗えません
重曹のウェットティッシュで手入れします
ウィッグを外せる場合は洗浄も可能です

洗い方

人毛ウィッグ
人毛なのでシャンプーやリンスを使いたくなりますが
ウィッグの汚れは皮脂ではなくホコリなのでシャンプーはきついです
液状の洗剤もきつくなり洗剤のむらもできるので
私はピジョンの全身ベビーソープ泡タイプ(水色のふたで無臭の物)を使っています
弱酸性なのでリンスは必要ありません

洗い方はウィッグを水で濡らします
ぬるま湯は汚れはよく落ちますがきついので水です
水で濡らしたウィッグに泡を押し当てるような感じで浸透させ
水の中につけてそっと押して洗剤分を押し出します
汚れがひどいときは水をかえながらこれを繰り返し
最後は水をかえながら3度ほどそっと押してすすぎます
流水に当てたりきつく押さえると大量に毛が抜けます

ふつうに洗ってもかなり抜け毛は出ます
またウィッグを束ねている糸が水で弱る事もあるので
いきなり全部洗わずに少しずつ様子を見てください

洗い終わったら乾いたタオルを押し当てて水分を取ります
カールを巻き直したいときは

ひろのや さんのmakeの項目内の「かつら講座」で
人形用ウィッグのロットの巻き方を写真入りで説明しています

人形用ロットは割り箸でも代用できますが タイムロマン さんのショップで
人形用ロットが各種売られています

モヘアウィッグ
細い綿のようなモヘア糸でできたウィッグです
洗ったりごしごしするとフェルト化します
アルカリに弱いので弱酸性であることを確かめてベビー泡フォームで
そーっとそーっと押し洗います

スキンウィッグ
動物の毛皮を帽子のように編んだウィッグです
洗えないので表面だけ重曹入りウェットティッシュでさっとふきます
毛皮がカチカチになっていても靴のようにクリームを塗ってはいけません

化繊ウィッグ
アクリル繊維が主です
私はピジョン泡ベビーソープで洗っていますが
水をほとんど吸わずもつれも少ないので中性洗剤で洗っても大丈夫です
熱に弱いためぬるま湯か水で洗いタオル乾燥します

その他 汚れたウィッグはアンティークの物としていじらずに大事に保管し
新しいウィッグを購入して飾って楽しむ方法もあります

ウィッグが汚れていなくても夏が終わったので一度
馬毛歯ブラシを手にお人形の髪を少し払ってあげてください
夏の間に髪の中にヒメマルカツオブシムシなどの幼虫が入り込んで
餌が無くてそこで死んでいたりします
そのままにしておくと春先に害虫がわきます
定期的に防虫剤入りのキャビネットに戻すのが良いですが
ずっと外に飾っておきたいときはヘッドの中などに
ムシューダなどにおいのしない防虫剤を入れます

防虫剤によっては人形の塗料やセルロイドハンドやドレスの布地を
溶かすので少しずつ様子を見ながら使ってください

おまけ
夏が終わって衣替えをしたお人形も多いと思いますが
夏服をしまうときは防虫剤とともに
古い服は布が薄いのでコットンでも虫に食われる事があります

アンティークやシルクの布地は防虫剤との相性が悪いと溶けるので
防虫剤は使わない方が安心です
ジップロックなどの密封容器に脱酸素剤かシリカゲルとともに入れると
有害な生命体の発生を防げます

ファブリーズは人形の髪やドレスには厳禁です
ファブリーズの消臭成分は蒸発しないため表面に残り
ベタつきやベタつきによる汚れの吸着の原因になります

スチームクリーナーは余分な物を服の表面に残さないので
良いのですが古い物だと髪や繊維を変質させ溶かすので
アンティークやビンテージには不向きです

髪やドレスの匂いが気になるときは
人形から外して入浴後の浴室にかけ
換気扇をかける昔ながらの方法が安全です
濃いリボンの色やしみがにじんでいるドレスの場合は
にじみが大きくなるのでこの方法は使えません
22:24  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.26(Wed)

超カンタン*ハロウィン帽子の作り方

ハロウィンが近づいて来ましたので昔の記事のおさらいです

P1120939.jpg
人形用のハロウィン帽子
材料は黒いフェルトと、オレンジのサテンリボン

ぼうし1
コンパス不要のテケトー流
最初の正方形の1辺の長さは、頭周に0.64をかけます
頭周12インチなら1辺は7.7インチです

それを半分に切って直角二等辺三角形にします
この三角形を扇型にします
コンパスを使うのは面倒なので
三角を半分の半分に折って出っ張ったところを切ります

ぼうし2
するとカクカクの扇型になるのでなめらかになるよう切落とし
これで扇型ができます
扇形を縫い合わせて円錐形にしたら
フェルトの上に置いてつばの広さを決め丸く切ります
これを縫い合わせてつばをつけます

ぼうし3
最後に底を切り抜きます
もし帽子が少し大きいようなら、底を狭めに切り抜くとジャストサイズになるので
最初からめいっぱい切らないのがコツです
また底を切り抜かずに*形の切込みを入れるだけにしておくと
いろんなサイズの頭にフィットするので使い回せます
15:11  |  復刻記事  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.19(Wed)

ビズペッツ

0IMG_3744.jpg
おもちゃ屋さんで見つけたビズペッツ
一見 少し不自然でガーリーなビーズブレスですが・・・

0IMG_3745.jpg
頭のTとしっぽの○を外すと一本の鎖になり・・・

0IMG_3742.jpg
バルーンアートの要領でくるくるっとすると
可愛いペットに早変わり
もちろんまたブレスに戻すこともできます

この変形具合がすごく面白くてはまりました
小売価格1600円ぐらいで4体入っています
頭ビーズ・小物ビーズ・足ビーズ・胴ビーズ・しっぽビーズがあり
専用のシリコンゴムが4体分とゴム通しの棒が入っていて
自分でゴムにビーズを通して作ります
所用時間は慣れると30秒ぐらい
ビーズは同色でまとめるもよし 全部入れ替えるもよし

何種類かありましたがスイートファッションセットが
ラメパーツやクリアパーツや宝石カットパーツがあって綺麗だったので買いました
ブレスでも可愛いし動物にするとコンパクトに飾れて良い感じ

このTと○が両端についたシリコンゴムがすごい大発明なので
これだけ売ってもらってウッドビーズでビズペッツを作ってみたいです
ビーズをシリコンゴムに通す専用の棒を失くしてしまっても
つまようじやピンセットで代用できます
18:17  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.16(Sun)

漫画カメラ

camera4.gif
漫画カメラという無料アプリでベビー人形を撮影してみました
線抽出と陰影抽出をし漫画風の効果をつけてくれます
謎の迫力

camera2.gif
レースや髪の毛が良い雰囲気に

camera1.gif
デス13的な

人間を撮影すると余分な凹凸や陰影が多いのであまり綺麗になりません
ビスクドールやフィギュアなどは人間そっくりに見えても
表面の構造が単純化されているのでかなり良い感じに撮影できます
ソフビドールは表面がテカった所が抽出されてしまうので不向きです
少し変わった雰囲気の写真の撮影にいかがですか
00:49  |  その他の雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.13(Thu)

割れた目を直す

0IMG_3779.jpg
アンティークのドイツ製のビスクドールに使われている
眠り目の目玉はビー玉のように見えますが
実は吹きガラスでできた風船です
そのため力が加わると割れてしまうことがあります

虹彩の部分が割れてしまったときは
新しい目を調達してきて交換せざるを得ませんが
この目の場合はとてもラッキーな割れ方

そこで目を修理して付け直すことにしました

割れたアイを支えるための土台をつくります
目はほんの0.5mmほどずれるだけでも視線がずれてしまうので
顔に一度はめてみてから微調整をしたいところ
粘土を使うと後で調整できなくなるので
プリットひっつき虫を使います

ひっつき虫をよく練って柔らかくし
丸めて土台にくっつけた後
上から割れた目をくっつけます
押しつけ過ぎると割れるので注意
この状態で目に入れてみると
目頭の部分が足りなかったので
目を回転させて割れた部分を上に持ってきました
その部分はまぶたになるので
割れた破片をくっつけてから
まつげを濡らして剥がして位置を変え、
はがれたまぶたの肌色のワックスをボンドで貼り直すと
割れた部分がまぶたで隠れたので
元通りの割れの無い目になりました

ワックスが無くなっている場合は
アクリル絵の具の色を合わせて塗ると良いです
そのままでは質感が合わないので
無色のシェラックがもし手に入れば
上から薄く塗ると良いです

目がくっついたら顔に合わせてみます
ずれがあるようなら引っつき虫を増減して調整します
目をぎゅっと押して変形させるのは割れてしまうので
あくまでも引っつき虫の部分を調整します

目の位置がぴったり決まったら
ひっつき虫の上から木工用ボンドを全体にかけて固定します
これによってひっつき虫が変形できなくなります

ボンドを力の加わりそうな場所やはがれそうな場所など
全体に塗ったらテフロンなどの剥がれやすい
クッキングシートの上に乗せて乾かします
ボンドが万一垂れて床にくっついて固まっても
きれいに剥がせてアイの破損の恐れがありません

もし固めたあとでやっぱり目を微調整したくなったときは
アートナイフでボンドの層を切り
その下のひっつき虫を増減させて再びボンドで封じます

ひっつき虫はゴムが原料なので経年で酸化しますが
木工用ボンドで包んでいると酸素が遮断されるので
酸化が遅れて長持ちする予定です

使った物が木工用ボンドとひっつき虫なので
もしやり直したくなったら水に半日浸ければボンドが解けて分解できます
粘土を使った場合は数日水に浸ける必要があるため
目の周囲の石膏まで溶けてしまうのでそれに比べると
短期間で済むのがありがたいです
ボンドを剥がしたら中のひっつき虫は柔らかいので
ピンセットで取りだせばもとに戻せます
22:32  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.10(Mon)

ハロウィンまで50日

0IMG_3770.jpg
夏休みが終わって雑貨屋さんを覗くともうハロウィングッズが並んでいました
洋菓子屋さんからもゼリーが消えてかぼちゃケースのキャンディが並んでいます
玩具屋さんにはハロウィン仕様の玩具や人形が並びはじめ
シルバニアのハロウィンセットはパッケージのまま飾りたい可愛さ

買ってみたら色が濃すぎて使い道に困っていた濃い栗色のウィッグ
ハロウィンのファッションにぴったり似合いました
13:48  |  お人形の服  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.06(Thu)

(なめらかな)アイを取り戻せ!

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00:11  |  修理(ヘッド)  |  EDIT  |  Top↑
2012.09.01(Sat)

着ぐるみ式補強法

コンポジションボディやカートンボディがぼろぼろになったときは
木粉粘土や紙粘土で修復することができます
難しいのはジャーマンベビーを中心に見られる
ガーゼに綿が詰まったクロスボディです

クロスボディが破損する場合
よくこすれる部分や負荷がかかる部分の
ガーゼが薄くなって破れてくるケースが多く
ガーゼなので縫うにしても生地がもろいのでそこからまた裂けます

首まわりなどどうしても縫わなくてはならないところは
新しいガーゼの布を当てて補強しますが
腕がぶらぶらしているなどの場合
着ぐるみを使うと簡単に補修ができます

0IMG_3725.jpg
こちらはジャーマンベビーのボディ
猫の着ぐるみはおなじみ ひみつの花園 さんのものです
(写真には写していませんが、ネコミミ帽子もついています)

ヘッドは現在修理中なので外してありますが
ボディのほうも右腕がちぎれそうです

ガーゼでチューブを縫ってかぶせて補強する方法もありますが
簡単に済ませたいときは着ぐるみを着せてしまいます
着ぐるみが外骨格のように元のボディを覆って補強してくれるのと
可愛いのの一石二鳥でそのまま飾れます

またクロスボディベビーはバイローをのぞき
体が細くて頭が重いため抱き心地が頼りないのですが
着ぐるみでボリュームアップするので抱き心地がよくなり
手をすべらせる心配なども減ります

他には、クロスボディベビーはオールビスクベビーのように
裸にして飾る事は無いので、シンプルなカバーオールを
白い布とシンプルなレースで作ってかぶせ、
下着兼外骨格にしてしまう方法もあります
首布の補強ができないぐらいボロボロのときは
思い切ってこのような見せる補強にするのもいいでしょう
22:10  |  修理(ボディ)  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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