2013.02.26(Tue)
リトルドラマーボーイ
2013.02.24(Sun)
カラーボックスの滑り防止

人形を飾りながら保管するには
転倒防止措置をした扉つきのキャビネットが一番安全ですが
着がえ待ちなどちょっと出しておきたい人形は
カラーボックスの中に入れてあります
でもカラーボックスはドアがついていないので
万一のときの滑りや転倒による落下が怖いです
最初はミニつっぱり棒で柵を作っていましたが
つっぱり棒自体が落ちて事故の原因になりそうなので中止
百円ショップにあるカラーボックス用ドアは強度が心配
カラーボックスに蝶番でしっかりしたドアをつけるのは大変なので
これはもっと簡単な方法でタミヤのプラスチックパイプをさすだけです
透明なパイプなので意外と視界の邪魔になりません
このカラーボックスのタボ穴が5mm弱で、
5mmパイプが入らなかったのでもう1サイズ下の3mmパイプを使いました
3mmという細さでもパイプだとそこそこしっかりしていました
プラスチック棒はぐにゃぐにゃ柔らかくてたわむので使えませんでした
プラ棒ではなくアクリル棒だとプラパイプよりも更にしっかりしています
ハンズには3mmと5mmでやはり4mmはありませんでしたが3mmでも十分でした
一本だけだと人形が乗り越えたり重さでたわんで落ちそうなので
柵のように刺してあります
人形を出す時はパイプを外して出します
弾力があるのでぶつかっても大丈夫だし
そこそこ強度があるので倒れかかってもそこそこ大丈夫です
下に敷いてあるのは滑り止めシートですが
長期間密着していると色移りするらしいので外そうか
それともドールスタンドで立たせた人形だけにしようかと思案中です
2013.02.20(Wed)
アイソケットの修理

アンティークビスクドールの目が取れる理由はいくつかあります
写真のような目の部品(ロッカーアイ)のどこかが破損して落ちる場合
ロッカーアイをとめているこめかみの石膏(アイソケット)が剥落する場合
剥落したものは貼りつければ元に戻りますが
石膏が無くなってしまっている場合は新しく作らないといけません
みつろうクリームはミツバチのみつろうから作った
バター状のワックスです
石膏の表面は細かにざらついていて摩擦が大きいため
スムーズに目を開閉させるには
まず目玉の両側にみつろうクリームを薄く塗って石膏を流し入れ
目と石膏がくっつかないようにします
さらに石膏が固まったあとで みつろうクリームを機械油のように足してやります
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みつろうクリームは室温では夏でもバターのような固形ですが
短いピンセットの先に取って握っていると手の熱が伝わり溶けて来るので
固形の状態でさしたいところまで移動してから
そこで溶けるのを待つと他の場所を汚しません
目の開閉が悪くなった人形にも便利です
そのままにしておくと目を覆うワックスが摩耗して
まぶたに塗られた肌色のワックスが割れる原因になります
目の表面についたみつろうクリームは
消毒用エタノールをつけた三角綿棒でこすって拭い取ります

石膏を復活させた状態
グーグリーなのに目の位置が正面に来すぎて気に入らず
一度やり直したので一週間ほどかかりました

みつろうワックスを塗った後
スムーズに開閉します
作業の邪魔になるので腕は外してあります

部品を組み直してウィッグとドレスを着せました
身長は10cmちょっと
ちょこんとしたお座りポーズが似合うよう
ふんわりガーリーな雰囲気にしてみました
この状態ではヘッドの中にアイ保護用のコットンを入れてあるので目は開閉しません
じゃあアイロッカーをボンドでとめるだけでも同じことなのに
何のためにわざわざスリープアイの修理をしたのかというと自己満足です
2013.02.15(Fri)
おひなさまごっこ
2013.02.14(Thu)
バレンタイン肉まん
2013.02.13(Wed)
便利なパーツボックス

まだ寒いけれども確実に春が近づいているのを感じるのは
カサカサしていた指先がうるおってきたから
湿度もそんなに高くないのに人間の体は不思議ですね
指先がかさついていると小さな部品などが引っかかるので
冬の間は人形の修理や整備や着せ替えや手芸工作は
お休みモードですがそろそろ再開です
部品などを入れておくのに愛用しているのが
100円ショップに売っている透明の葉書ボックス
中身が見られて積んでおけるので便利です
写真のように 小さな人形なら全部入ります
アンティークのオールビスクドールは
金具やばねや関節に巻く革 スリープアイの緩衝のコルクやフェルトなど
意外に細かい部品が多いのでこのようにしてまとめておきます
そこそこ大きさがあるので
デコスイーツ用の材料 ホイップチューブや細かいパーツも
まとめて入れておけるので好きな時にマカロンを作れるし
切り終わった細かい布パーツや作りかけの造花を入れたり
パッチワーク用のカットクロスを入れておいたり
作りかけのビーズキットを入れておいたり
ちょっとした作業を翌日以降に持ち越したいときにも便利です
材質はアクリルではなくポリスチレンで
ディスプレイ用には少し表面の平滑度が低いですが
価格が安いのでいろいろ使い勝手が良いです
2013.02.08(Fri)
ジュエルスコープ

子供のころから一番好きだったおもちゃ
万華鏡
旅先の温泉街の おもちゃ箱のような民芸品店に並んだ
赤い輪布をあざやかに巻かれて
リリアンやビーズや色セロハンが入ったからから鳴る万華鏡は
くるりと回すたびに中身がカチャッと動いて
あわてて整列する兵隊のような生真面目さが好きでした

ジュエルスコープは万華鏡の一種ですが
ビーズ皿のかわりにオイルカプセルが入っています
シリコンオイルの海にただようのは
金の花 銀の鎖 ジェムストーン ミルフィオリ

オイルの中で優雅にゆったりと形を変える宝石たち
シリコンオイルの小さな泡が
ちらちら光りながらゆっくりと浮き上がって
宇宙の星のように見えます

イタリアの旅の途中でふと見かけた
名前も場所も思い出せない小さな聖堂のステンドグラスのように
行き過ぎて二度と出会えない形
二度と出会えないからこそ心に鮮やかに残ります
目利きの

2013.02.06(Wed)
ジョジョの奇妙な人形
深夜にやっているアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」
最初の2話を見逃してしまったのでブルーレイを買いました
今グッチのショーウィンドウを飾っている女の子(6代目ジョジョ)の
お父さんのお祖父さんのお祖父さん 初代ジョジョの物語です
3話入っていて 3話で一応の決着がつくため
続きが無くてこれだけでも1本の映画として楽しめます
(初代ジョジョは全9話です)
DVDがすごく安いのにブルーレイを買ったのは
サントラのCDがついているからです
クラシック調のミニオーケストラ風の構成ですごく良いです
お話の舞台は19世紀末のイギリス
産業革命華やかなりしころ
貧乏な庶民も豊かな生活を目指して熱く生きた時代
主人公のジョナサン・ジョースターは1868年
田舎の貴族の家に生まれます
そして1881年 12歳のジョナサンは医者の娘エリナに出会います
ここで出て来る重要なアイテムが エリナの人形
裕福な医者の娘であるエリナは 一体の人形を持っています
野ブドウを摘んだり水泳をしたりと活発なエリナですが
性格は内気で 外に遊びに出るときも人形と一緒
この人形をいじめっ子男子に取り上げられたところで
ジョナサンが助けたのが二人の出会いになります
このエリナの人形が何なのかずっと気になっていました
フランスはベル・エポックの時代
ベル・エポックのこども図鑑には
当時デパートで売っていたおもちゃカタログが満載
ジュモーやエデンベベやジャーマンベビーや
そのドレスやお世話グッズでいっぱいです
エリナの人形はどの子でしょう
特徴としては
35cmぐらいの人形でけっこう小さい
ベベタイプ
歯の無いオープンクローズドマウス
ダークブロンドのウィッグ 緑の目はスリープしない
振り回すと手が取れる
落としても多分壊れない
ドレスの着せかえができる
エリナの家はいじめっ子によるとなかなかのお金持ちらしいし
緑の目ということでステネールかもと思っていましたが
目や頭が割れる心配をエリナが全くしていなかったので
ビスクヘッドやグラスアイではなさそうでした
1888年の写真のヘレン・ケラーの人形がコンポジションか
ワックスがけコンポジションの
ショルダーヘッドの素朴な布ボディっぽいラインだったので
エリナの人形もそういうタイプで描き目の物かなと思います
ヘレン・ケラーの人形は細い布の腕の先に
気をつけ状態の極端に小さな手がついている
子供が着せ替えしやすいタイプの人形でした
しかしそんな大騒ぎをして人形を取り返してもらったというのに
ジョナサンと出会ってからはあっさり人形を連れて出なくなり
ジョナサンも猟犬のダニー以外の友達ができて
毎日二人で遊ぶようになった というエピソードが
子供の成長を見るようでほほえましかったです
1881年に販売中の主なビスクドール
ユレーなど初期のフレンチ
ゴーチェ ブロックレター
ブリュ ブレヴェテ・サークルドット・ミルクのみ
ジュモー ポートレート・プルミエ・トリステ・オーバーEJ
ステネール シリー
ドイツ ベルトン・フレンチマーケット
1878年にフランスで発売されたオンディーヌ(水の精)という人形は
ファッションドールのビスクヘッドにグラスアイ・人毛ウィッグで
ツーピースの水着を着せたウッドボディ
おなかのネジを巻いて水の上に乗せるとばたばた泳ぎ始めます
女子の川遊び用の人形だったようです
エリナがジョナサンに出会わなかったら
オンディーヌといっしょに泳いでいたかもしれません
オンディーヌは後にヘッドをシモン・ハルビック1079に変更し
20世紀まで残るロングセラー商品になりました
その後 ジョナサンは大学で考古学を専攻し
吸血鬼などが出てきてお話はゴシックホラー風に展開していきます
ここまでがDVD1巻の内容です

これは現在放送中の第二部に出てくる人々のガチャフィギュアです
第二部の舞台は1938年
年老いたエリナと孫のジョセフ(二代目ジョジョ)が
ロンドンからニューヨークに引っ越してくるところから物語は始まります
二部には人形が出てこなくて残念です
この時代のニューヨークと言えば人形会社花盛りなので
タイムスリップして見に行きたいです
ホースマンは半世紀以上のロングセラーになったタイニーベビーを
コンポジションに印刷ブリキのスリープアイで作っていたし
R&B、F&Bなどの大きな人形会社が抱き人形をどんどん発売し
1935年のディオンヌ・クイントの五つ子人形は大ヒットしました
この時代はアメリカ産のコンポジションや
ハードプラスチックドールが多数作られました
ドイツでもハードプラスチックドールも輸出していましたが
1914年に作ったニューボーンベベのモールドもまだ現役で
素焼きのペンキ塗り(ペイントビスク)にガラスのスリープアイに
コンポジションボディで、ディオンヌ・クイントとして売っていました
日本もアメリカの玩具会社の下請けとして人形を輸出していました
1938年にはペイントビスクのナンシーアン・ストーリーブック・ドールが発売されます
1920年代から出て来たピンクビスクというガラス質の素材の
廉価な人形もまだ作られていました
子供がお小遣いで買える小さなペニードールのほか
従来のジャーマンビスクドールのモールドにガラスのスリープアイの人形や
ブリュ・ジュンのモールドを使ったコピー製品
あるいはリバイバル製品もピンクビスクで作られていました
ニューヨークではミッキーマウスや白雪姫と七人の小人など
アニメやコミックを題材にしたキャラクタードールも活発に作られました
1938年にマダム・アレクサンダーは
コミックのヒロインの人形スージーQを作ります
この年のニューヨークから物語が始まった
アメコミ好きのジョセフの未来の妻の名もスージーQ
おもちゃと手品が好きなジョセフがもう少し長くニューヨークに滞在していたら
おもちゃ屋さんでスージーQ人形を見つけていたでしょう
二人の結婚後に、人形が好きだったエリナがスージーQ人形を
見つけたら記念に買ってしまうかもしれませんね
最初の2話を見逃してしまったのでブルーレイを買いました
今グッチのショーウィンドウを飾っている女の子(6代目ジョジョ)の
お父さんのお祖父さんのお祖父さん 初代ジョジョの物語です
3話入っていて 3話で一応の決着がつくため
続きが無くてこれだけでも1本の映画として楽しめます
(初代ジョジョは全9話です)
DVDがすごく安いのにブルーレイを買ったのは
サントラのCDがついているからです
クラシック調のミニオーケストラ風の構成ですごく良いです
お話の舞台は19世紀末のイギリス
産業革命華やかなりしころ
貧乏な庶民も豊かな生活を目指して熱く生きた時代
主人公のジョナサン・ジョースターは1868年
田舎の貴族の家に生まれます
そして1881年 12歳のジョナサンは医者の娘エリナに出会います
ここで出て来る重要なアイテムが エリナの人形
裕福な医者の娘であるエリナは 一体の人形を持っています
野ブドウを摘んだり水泳をしたりと活発なエリナですが
性格は内気で 外に遊びに出るときも人形と一緒
この人形をいじめっ子男子に取り上げられたところで
ジョナサンが助けたのが二人の出会いになります
このエリナの人形が何なのかずっと気になっていました
フランスはベル・エポックの時代
ベル・エポックのこども図鑑には
当時デパートで売っていたおもちゃカタログが満載
ジュモーやエデンベベやジャーマンベビーや
そのドレスやお世話グッズでいっぱいです
エリナの人形はどの子でしょう
特徴としては







エリナの家はいじめっ子によるとなかなかのお金持ちらしいし
緑の目ということでステネールかもと思っていましたが
目や頭が割れる心配をエリナが全くしていなかったので
ビスクヘッドやグラスアイではなさそうでした
1888年の写真のヘレン・ケラーの人形がコンポジションか
ワックスがけコンポジションの
ショルダーヘッドの素朴な布ボディっぽいラインだったので
エリナの人形もそういうタイプで描き目の物かなと思います
ヘレン・ケラーの人形は細い布の腕の先に
気をつけ状態の極端に小さな手がついている
子供が着せ替えしやすいタイプの人形でした
しかしそんな大騒ぎをして人形を取り返してもらったというのに
ジョナサンと出会ってからはあっさり人形を連れて出なくなり
ジョナサンも猟犬のダニー以外の友達ができて
毎日二人で遊ぶようになった というエピソードが
子供の成長を見るようでほほえましかったです


ユレーなど初期のフレンチ
ゴーチェ ブロックレター
ブリュ ブレヴェテ・サークルドット・ミルクのみ
ジュモー ポートレート・プルミエ・トリステ・オーバーEJ
ステネール シリー
ドイツ ベルトン・フレンチマーケット
1878年にフランスで発売されたオンディーヌ(水の精)という人形は
ファッションドールのビスクヘッドにグラスアイ・人毛ウィッグで
ツーピースの水着を着せたウッドボディ
おなかのネジを巻いて水の上に乗せるとばたばた泳ぎ始めます
女子の川遊び用の人形だったようです
エリナがジョナサンに出会わなかったら
オンディーヌといっしょに泳いでいたかもしれません
オンディーヌは後にヘッドをシモン・ハルビック1079に変更し
20世紀まで残るロングセラー商品になりました
その後 ジョナサンは大学で考古学を専攻し
吸血鬼などが出てきてお話はゴシックホラー風に展開していきます
ここまでがDVD1巻の内容です

これは現在放送中の第二部に出てくる人々のガチャフィギュアです
第二部の舞台は1938年
年老いたエリナと孫のジョセフ(二代目ジョジョ)が
ロンドンからニューヨークに引っ越してくるところから物語は始まります
二部には人形が出てこなくて残念です
この時代のニューヨークと言えば人形会社花盛りなので
タイムスリップして見に行きたいです
ホースマンは半世紀以上のロングセラーになったタイニーベビーを
コンポジションに印刷ブリキのスリープアイで作っていたし
R&B、F&Bなどの大きな人形会社が抱き人形をどんどん発売し
1935年のディオンヌ・クイントの五つ子人形は大ヒットしました
この時代はアメリカ産のコンポジションや
ハードプラスチックドールが多数作られました
ドイツでもハードプラスチックドールも輸出していましたが
1914年に作ったニューボーンベベのモールドもまだ現役で
素焼きのペンキ塗り(ペイントビスク)にガラスのスリープアイに
コンポジションボディで、ディオンヌ・クイントとして売っていました
日本もアメリカの玩具会社の下請けとして人形を輸出していました
1938年にはペイントビスクのナンシーアン・ストーリーブック・ドールが発売されます
1920年代から出て来たピンクビスクというガラス質の素材の
廉価な人形もまだ作られていました
子供がお小遣いで買える小さなペニードールのほか
従来のジャーマンビスクドールのモールドにガラスのスリープアイの人形や
ブリュ・ジュンのモールドを使ったコピー製品
あるいはリバイバル製品もピンクビスクで作られていました
ニューヨークではミッキーマウスや白雪姫と七人の小人など
アニメやコミックを題材にしたキャラクタードールも活発に作られました
1938年にマダム・アレクサンダーは
コミックのヒロインの人形スージーQを作ります
この年のニューヨークから物語が始まった
アメコミ好きのジョセフの未来の妻の名もスージーQ
おもちゃと手品が好きなジョセフがもう少し長くニューヨークに滞在していたら
おもちゃ屋さんでスージーQ人形を見つけていたでしょう
二人の結婚後に、人形が好きだったエリナがスージーQ人形を
見つけたら記念に買ってしまうかもしれませんね
2013.02.03(Sun)
鬼は外 福は内

今日は節分です

今年の恵方はほぼ南南東(丙)
お出かけのついでに厄除けまんじゅうを買って ぜんざいを食べて
デパ地下に寄ったらいわしの塩焼きと豆と巻き寿司が争奪戦になっていました
そこに参戦する勇気が無いので
近所のお寿司屋さんに全部予約しておいたのですが
豆のおまけに鬼の面を4枚ももらいました
明らかに鬼のほうが数が多い豆まきも
ゲームのバイオハザードのようで楽しいかもしれないと思いましたが
鬼四匹に豆だけで立ち向かう絶望感は壮絶な物がありそうです
鬼のぬいぐるみはNHKおかあさんといっしょの
少し前の人形劇のモノランモノランの三人組
風神・雨神・雷神の子供です
ビビッドなデザインが未来すぎたみたいで
不評を理由にわずか2年で打ち切られましたが
きれいな色合いが我が家では大人気です
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