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2013.05.28(Tue)

梅雨入り

ここ一週間ほど 人形部屋の除湿器が
すごい勢いで水がたまってると思ったら 梅雨入りになりました


うちで使っているのはコロナのこれです
人形部屋は日の入らない北側にあるのですが
ここだけ湿度が高いので除湿機を入れました

タンクが3.5Lですが 冬場だと3日で満タン
この季節は1日で満タンになります

コンポジションやウッドは 日本の湿度では
乾燥してひび割れるというよりも
湿度が高すぎて 吸湿と乾燥を繰り返すうちに
ひずみが出てひび割れるようです
湿度を一定に保つのが長持ちのコツだと思います

厚紙のカートンボディは湿度の変化にはとても強いのですが
湿度が高すぎるとふやけて ゴムの張力に負け
形がゆがむ事があります
また湿度が高い所では吸湿して 紙を作る時の糊がいい栄養になるのか
カビの苗床になりやすいので 高湿度にはご注意です

ビスクの部分は 湿度が高いと目の裏の石膏にカビが生えることがあります
これは石膏が劣化して目が落ちる原因になります

焼き締めの堅い20世紀の人形や
ジャーマンドールでは見たことがありませんが
19世紀のフレンチで 肌の表面がざらついた質感の物は
テカテカしていない 人間らしい肌が魅力ですが
その肌の穴に入り込んだ成分から黒カビが生えます


ビスクの表面に黒カビが生えてしまったら
ジェル状のカビキラーで落ちますが
カビキラーはドレスやボディの変色の原因になります
また焼き付けでないペイントやコンポ等には使えません

石膏のカビにはカビキラーは使えません
歯ブラシで菌糸を丁寧に落とし 石膏ではない部分を
アルコール除菌ティッシュでふいて胞子を取り除いたあとは
湿度を低くして 再発を防ぎます

コンポジションボディ・レザーボディ・
ウィッグ・ドレスなどの有機物は
湿度が高いとカビ以外に虫もわき
人形を食い荒らしてしまうので 湿度を低くしつつ
防カビ成分入り防虫剤をキャビネットに入れています
今使っているのはピレパラアースです


ピレパラアースはピレスロイド系の防虫剤なので
他の成分と混じって衣類の変色などの原因になりません

天然樟脳やハーブ類など天然の防虫剤は 化学合成した防虫剤と違い
昇華成分が一律では無いため 酸化が進んだ古いシルクや人毛などと
どういう化学反応を起こすか予想がつかないので
新品の衣服には使っていますが アンティークには使っていません

また梅雨の時期は匂いが気になりますが
古い物にファブリーズをすると
細かいシミができ 表面もべたつくので
人形の匂いが気になるときは 冷蔵庫用
巨大キムコをキャビネットに入れています

13:07  |  アンティークドールの構造  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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