カツオブシムシの季節

子供部屋から悲鳴が上がったので
なにごとかと思ったら ベンチの下に
大量のカツオブシムシがうごうごしていました
ふだんルンバにばかり掃除を任せて
家具を動かしていなかった模様
いつの間にかもう そんな季節なのねとか
ゴキブリを素手で始末していた人が
いつの間にかもう カツオブシムシごときを怖がるのねとか
感慨にふけりながらフィルター式のミニ掃除機で吸い取って
ゴミ箱に捨てて 殺虫剤をシューッとしました
そう カツオブシムシの季節です
今年もミセスロイドの出番
アクリルのコレクションケースでは
防虫剤はアクリルを溶かしてしまうので
袋状のピレパラアースは厳禁です
ミセスロイドと タンスにゴンは
プラスチックのケースに入っていて 距離を保てるので
アクリルとの相性が良いです
ただミセスロイドはケースがしっかりしているぶん
底面を密着させるように置くと
蒸発した溶媒の逃げ場が無くて その部分だけアクリルが濁ります
少しだけななめに立てかける ティッシュにくるむなど
アクリルとの距離を少しとる工夫が必要です
キャビネットにはクローゼット用の防虫剤
殺虫作用のあるものが良いです
ピレスロイドなどは 薬草(除虫菊)の成分です
昆虫と人間では神経の作用機構がちがうので
選択性の高い 安全な防虫剤です
合板ではなく 木に塗装されている高級なキャビネットは
ラッカー塗料が有機溶媒に弱いので
アクリル同様 防虫剤を直接置かない 距離を取るなど
工夫するのが安全です
キャビネットから出して飾っているお人形は
シルクのドレス ウールのジャケット
化繊ではないウィッグ
ベビーの毛糸のカーディガンやブーティ
そしてコンポジションやウッドのボディ
このあたりがカツオブシムシの餌になります
ドレスの中やウィッグの中に防虫剤を入れます
写真のエデンベベは64cm
引き出し用防虫剤が髪とドレスに2個ずつ入っています
近くにいると香りがしますから 防虫成分が届いている範囲の目安になります
どうしてもクセのある香りになりますので 苦手なときはムシューダを
毎年種類を変えると 交換し忘れを防げます
一番かんたんな予防策は
カツオブシムシも生き物ですから 水が無ければ死にます
昼夜の温度変化で発生する結露とか
水分をふくんだ餌から水分を取っているので
独立した人形部屋がある場合は 除湿機をかけっぱなしにして
湿度を低く(40%未満)保っておくと効果的です
密閉空間なら除湿剤も良いでしょう
ポルカドット

軽やかにはずむ水玉模様 ポルカドット
シャーリー・テンプルの時代から
赤と白の水玉ドレスは 女の子の憧れです
お人形は みにあどーる hara様のリプロ
このドレスは 紅白でおめでたいかなと思って
お正月に一度着せたのですが
冬に水玉がすごく合わなくてやめました
でも明るい春にはこんなにぴったり
見ているだけでウキウキと 楽しい気分になってきます
オーダー通りました
テグスとワイヤーの収納

一度使うと勝手にほどけて行く テグスやワイヤーの謎
今まではもとの袋にしまっていましたが かさばるし見た目も悪い
何気なくこれに入れてみると 驚くほどにぴったりサイズ
周囲が囲まれているので 勝手にほどけて来たりしません
これは何かというと 100均に売っているメダルケース
妖怪ウォッチの妖怪メダルを入れるためのケースです
メダルが3枚積んで入れられる深さがあり
TOHOとマミーの四季のテグスやワイヤーがぴったり入ります
ミニセロテープも入ります(下段真ん中)
少し高さがきついので 真ん中に入れないと蓋がしまりにくいです
3個や4個セットで売られているため
在庫管理が面倒ですが これでばっちり
みつろうワックスの一番小さなケースも入ります(下段右)
今まで使いかけのワイヤーに困って 番線の種類を増やせなかったのですが
これでいろんな太さのワイヤーやテグスを整理できます
ハリのあるサテンリボンの収納にも相性が良かったです
太さは1cmちょっとまでOKです
ふたは2カ所でパチンととめられるので こぼれてきたりもしません
桜
リボンちゃん

みにあどーる hara様のピアノベビー
hara様がミニキューピー以外のベビーを作るのは わりと珍しい印象ですが
ベビーも安定の完璧っぷり そして安定の美少女っぷりです
鼻の穴と唇のペイントの 的確でいて迷いの無い感じがさすがです
ピカピカのリボンの色と艶が アンティークの再現度が高くて重厚な印象
小悪魔っぽい表情が特徴的です
やわらかな曲線にふわっと血色の良いペイントが 可愛さのかたまりです
オールビスクで焼きつけのフィギュリンは
光が当たる窓辺に置いても劣化退色しないので
いつもお気に入りの場所に飾れるのが大好きです

なんとクッションもビスクなので クッションから外せますから
サマードレスぐらいなら着せつけることもできそう
全長7cmで ちょうどタルトレットぐらいの大きさです
怒れるベビー
座れるパチクリちゃん

今年の大丸人形展でサプライズ
一昨年お迎えした 月兎宮さんのオールビスクドール
パチクリちゃんが なんと進化していました
2年前のパチクリちゃんは首と手足が可動でしたが
今回ひざ関節ができて座れるようになっていました
小さな精巧な関節がとても素晴らしくて可愛くて
精巧で豪華なボンネットやドレスを着けた子もいたのですが
裸のこの子を買いました
服を着せるのがもったいなくて まだはだかんぼです

パチクリちゃんは身長7.5cm
おすわりパチクリちゃんは少し小さくなって7cmジャストです
靴下だけはいていますが 靴下の下には
きっちりペイントされた可愛いつま先が見えています
アンティークだと ケストナーに
ひじには関節なしでひざには関節のある
おすわりができるオールビスクドールがいます
以前は何となく リカちゃん人形のように
立たせて腕でポーズを取らせるイメージがあるので
ひざ関節よりひじ関節のほうが大事ではないかと思っていたので
どうしてケストナーの人形にひざだけ関節があるのか不思議でしたが
実際に自分でふれてみると お人形は椅子に座ると
一気にドールハウス感が増すので
やっぱりひざ関節のほうが優先度が高い気がします
椅子に座るのではなく 床に座るときでも
ひざ関節があると足が大開脚にならず きちんと座れるし
ひざ関節を回すことで つま先の向きなどに表情をつけられます
おすわりパチクリちゃんも ちょっと内股にして座らせると
女の子っぽさが出て とっても可愛い


パチクリちゃんの名前の由来は お目目が眠るスリープアイドールのシリーズだから
目をとじると表情も変わります
おとなしそうなお姉ちゃんに対して 妹はちょっとおしゃまな感じ
こんな多彩な表情なのに こーんなに小さいのです
かわいいひなまつり

15人かざりに 大好きなくまちゃんもいっしょに飾って
大きな市松人形 かわいい這い子人形
今年はがんばって おひな様を出しました

えらい


なんちゃって

みんなミニチュアです
豪華なおひなさまは台ごと手のひらに乗ってしまうサイズ

おひなさまと金太郎さんは
去年のミニチュアギルドショーで買ったドールハウス工房You & Mei様の作品
おひな飾り全体の高さで7cmしかありません
市松さんは一昨年の大丸人形展で買った
月兎宮様の作品
オールビスクで首も動いて 素晴らしい綿入りの着物を着て 身長はわずか5cm弱
オールビスクのくまちゃんたちは 身長1cm
ドールショーやWEBショップでちょこちょこと買い集めた
べびぃ工房様の作品です