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2015.06.30(Tue)

何を見ているの?

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大きくてまんまる ぎょろっとしたグーグリー・アイズ
1913年のローズオニール・キューピー人形の大ヒットを受けて
デフォルメされた 可愛らしくコミカルな表情の人形が流行し
1915年にはもう 様々なグーグリーや キューピーの亜種が登場していました

視線が横に向いている サイド・グランシング・アイズがグーグリーの特徴ですが
視線を合わせると 甘えてこびたような表情になるし
視線を合わせないと 完全にこちらに興味を失って
自分が興味を持った別のものを見つめるような表情になります

子供が遊びたいときは 全力で甘えてかわいこぶってつきあってくれますが
人形棚に戻れば もはや遊んでほしそうな切ない瞳で子供を見つめはせずに
自分の世界を持っていて 自分は自分で自立している
その猫のようにクールで ON/OFFのきっちりした大人っぽい距離感が
工業と大量生産が盛んになって 子供部屋にはおもちゃが増え
人形が唯一無二のお友達ではなく ワンオブゼムになった時代に
重すぎずよりかかりすぎない 気の置けない友達として
子供たちの心をとらえたのではないかと思います
09:52  |  アンティークドール考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.26(Fri)

赤ちゃん本日休業です

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90年も赤ちゃん稼業をやっていると
たまには息抜きしたくなるもの
ナイター 扇風機 ビールに枝豆
梅次郎ちゃんは大吟醸を一本あけたあとでの
大ジョッキですが大丈夫でしょうか

顔つきは梅次郎ちゃんのほうがいぶし銀ですが
修羅場をくぐりぬけて来たのは梅郎ちゃんのほう

「ゴミ箱の入り口が見えた時はそりゃあ 俺っちの悪運もここで尽きたかと思ったぜ」
「おいおい でちゅまちゅ言葉をお忘れだぜ兄弟 でちゅ」

子犬歴90年のボストンテリアは
魚肉ソーセージをもらいました

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「ぷっはー たまんねぇぜ~ でちゅ」
20:58  |  お人形ストーリーズ  |  トラックバック(0)  |  コメント(7)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.24(Wed)

シルバニアのカンガルーの赤ちゃん

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シルバニアファミリーの カンガルーファミリーについているカンガルーの赤ちゃん
従来の赤ちゃんに比べおよそ7割の縮小率です
アンティーク・ビスクドールでいうと
1.5号ほど違うことになるのでかなりの小ささ

子供は小さければ小さいほどかわいいと感じる習性があるのか
ひときわ大人気の赤ちゃんですが 残念ながら単品売りはありません
単品売りにしてくれたら1ダース買いたいです

小さいといえば「ソファセット」のおまけの犬のぬいぐるみはもっと小さいのですが
目がボタンではなくペイントであることと
胴体の部分が裸ではなく服のように彩色してあることから
シルバニア感が少々薄れていますし
妖精シリーズは目がボタンだし小さいので可愛いのですが
動物ではないのでやはりシルバニア感が薄く感じます
動物で目がボタンで小さいカンガルーの赤ちゃんは
まさにずっと求めていた小さいシルバニア
他のシリーズでも出してほしいです

カンガルーの赤ちゃんは首のみ可動で手足が動きません
初期のシルバニアでは「赤ちゃん」は手足可動ではありませんでしたが
赤ちゃんの人気が高かったせいか 手足可動になって
ポーズをとれるようになりました

ただ 肩と腰の関節をつくると 関節をおさめるために
肩がいかつくなり 腰が太くなり 足幅が広くなって
どっしりしたボディになります
たまに「小学1年生」のおまけについてくるシルバニア赤ちゃんは
昔の動かないボディですが ふつうの赤ちゃんと並べると
かなりきゃしゃで可愛い感じがします

ですから ふつうの赤ちゃんと並べたときに
カンガルーの赤ちゃんはよけいに小さく見えて
可愛いく ミニチュア心をくすぐられます

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家族写真
赤ちゃんはお母さんのエプロンのポケットに入ります
このちっちゃさ

シルバニアはけっこう有袋類感を大事にしていて
コアラの赤ちゃんもスリングに入っています
ママのエプロンの中ではないのは
コアラの袋が下向きについているところを
解剖学的に重視した かも
09:51  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.19(Fri)

複眼ギャラリー

こび2
心斎橋のアメリカ村のほうに 複眼ギャラリーというギャラリーがあります
そこで ミルテン先生の作品の「販売」があるというので
びっくりして飛んでいきました

ミルテン先生は京都のアートギャラリー
遊・空間uがホームグラウンドのアーティスト
立体造形 はんこ 刺繍 素描など 表現技法は様々ですが
共通する特徴は 作品が極端に小さく精密であること
そして0次元の点のような作品に
いくつもの意味が多次元的に塗り重ねられている点

これらの作品の説明を
作家みずからおこなうことも表現のひとつで
パフォーマンスアートとしての側面を有しています

説明によって その塗り重ねた多次元が
一枚一枚展開されていきます
虫眼鏡を片手に作品を眺めるのはまるで
針の穴から広大な宇宙をのぞきこむよう

もうひとつの特徴は その針の穴が
とてもかわいいくまちゃんなどの姿をしていることです

あまりにも精密な作品で
なおかつ徹底的なこだわりと美的感覚をつらぬく作家さんなので
作品は比較的に寡作であるし 販売はされないとずっと思いこんでいました
なので「この非売品を売るとしたらおいくら万円」なんて聞くのは
じつに失礼にあたると思い 自粛していたのでした

それが今回は 販売用の作品があるということで
こんな機会は二度とないかもしれないと思ってギャラリーへ行きました
御堂筋 オーパから四ツ橋のほうへ2ブロック
村田酒店の左横の階段を4階まで上がったところです

販売作品は5点 小びんに入った小さなオブジェです
今までは目に見えない針の穴から作品世界をのぞく感じでしたが
小びんに入ることで 作品世界の空間が
ガラスという仕切りで可視化され
小さな窓からのぞくような感覚になって
鑑賞するためのガイド的役割を果たしています

という芸術表現的な特徴に加え
身長数ミリしかない 小さな小さなくまの取り扱いに
困らなくてすむというのも 現実的にありがたい点

そして購入したのが この作品「こびこびん るんるん」です
まだ展示期間中なので 写真だけ撮らせてもらいました
小さいのはわかっていたので スマホ用顕微鏡持参で行きました
(スマホのカメラが画像エンハンスのために
水晶フィルターがかかったように映るため
作品表面が木彫りのような質感でうつっていますが
じっさいには磨かれたボタンのようにツルッツルの完全球面です)

くまの大きさは数ミリ はっきりとははかっていませんが
腕が可動で 手をつないだ小さなくまをぶんぶん振りまわすギミックがあります
小さなくまの足の角度に けっこうな遠心力がかかっているのが表現されていて
かわいそかわいいです
止まっていてもこのかわいさですので 動くともう たまらぬかわいさです

ほんとは 端から端までいただくわっと言いたいぐらい
5点 どれもかわいく作られていたのですが
会期は27日(土)までまだまだありますので
他のファンの方や 新しくミルテン先生の作品と出会う方のため
ぐっと我慢しました

なお複眼ギャラリーは 休日が水・日
あいてるのが14:00-19:00で 入場無料です

ただしミルテン先生の説明鑑賞には500円が必要です(10分間)
説明鑑賞があるのは明日20日(土)と最終日の27日(土)のみ
無料で見られるのは販売用の3点で
説明鑑賞のときに販売用の2点と その他の作品が見られます

ミルテン先生のブログ ユメニオドル
23:45  |  お人形ニュース  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.18(Thu)

ベークライトのネックレス

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フランスのどこかのおうちの屋根裏倉庫を掃除して
古い本や家具や食器などといっしょに 売りに出されていたエデンベベ
体のゴムは全部酸化して硬くなってぶらぶらに
ウィッグもドレスもなく裸で けれどもなぜか
ベークライトのネックレスだけは身に着けていました

エデンベベは19世紀で生産を終えていますが
ベークライトが発明されたのは1907年
少なくとも7年間は 誰かのそばで着せ替え人形として
遊ばれていたのでしょう
何度も袖を通したのか 腕の塗装の表面には
縦方向の小さな擦り傷があり 指先も削れています

7年あまりが過ぎて
お人形遊びをしていた女の子は
おもちゃ屋さんに並んだ
ネックレスなどのアクセサリーに興味を持ちはじめ
やがてお人形ではなく自分を飾る
ネックレスやドレスを買いに町へ行き
残されたお人形はさいごのプレゼント
ベークライトのネックレスを胸に
屋根裏倉庫で眠りについたのかもしれません
13:33  |  お人形の服  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.13(Sat)

クリームパーツになるはずだったもの

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DIYをしていてコーキング剤を使ったら余りました
ノズルをテープで包んだり ネジをさしこんで蓋をすれば
保管して何度でも使えるそうですが
コーキングしながら これってフェイクスイーツ用のクリームと
同じ物なんじゃないかと思って
最近 クリームだけを絞り出して
フェイクスイーツ用のパーツとして売っていて
ちょっとだけ使うのにはそのほうが断然便利で
でも量のわりにけっこう高いので
残ったコーキング剤をクリームパーツにリサイクルすれば
クリームパーツの大量生産ができるぞと
張り切った結果がこの写真です

先端のぎざぎざ口金が無いので シャルロットのデコレーションに使うような
もったりしたクリームになればいいなと思ったら全然無理でした
フェイクスイーツ用のクリームよりも粘度が高いみたいで
ノズルを上にあげると むにょーんとついてきてしまいます

コーキングガンで絞り出すので グルグルを巻くときの微調整もいまいち
こんなはずじゃなかったのにと思いながら ここまで絞り出して力尽きました

また あとでツルッと取れるように
クッキー用オーブンペーパーの上に絞り出しましたが
そんなものでツルッと取れるほど コーキング剤の粘着力は甘いものではなく
全然取れないので 紙を切り取って外しました

市販のクリームパーツは たぶんシリコン離型剤とか
そういうものを使って 手間暇かけて作られてるんでしょうね

大失敗のクリームパーツですが それでも拾う神はいて
形のまだましなものを数個 が引き取ってくれました
折り紙でコーンを作って お人形用のソフトクリームにするそうです
11:52  |  ハンドクラフト  |  トラックバック(0)  |  コメント(10)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.09(Tue)

あじさい色のワンピ

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みにあどーる hara先生の
身長わずか17cmのオールビスクドール
淡い紫色のイメージのあるビオレットに
あじさい色のドレスがとても似合いました
イヤリングは私の自作です

うすぐもりの雨雲と霧雨にかすむ
涼しい霧と湿度に包まれた みずみずしい梅雨の草花
静かな熱帯雨林の森の底を思わせる
一番大好きな季節です
09:01  |  お人形の服  |  トラックバック(0)  |  コメント(12)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.05(Fri)

サマードレス

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ミシンカバーを縫ったら 細長いハギレが余りました
小花柄で可愛いので リプロのボニーベベたちのサマードレスにリサイクルしました
アンティークのオールビスクの生地は卵の殻のように薄いので
頻繁な着せ替えは怖くてできませんが
リプロは丈夫なので 安心して遊んであげられるのが魅力のひとつ

リプロといっても 真ん中の子は1980年代生まれなので
けっこう行ってます
けっこう行ってても 陶磁器には経年劣化が無いので
きのう作られたように綺麗なのも オールビスクの良いところです

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身長11cm 小さなお人形なので
材料もほんの少しでOKです
お菓子の包装に使われていた レースのリボンが綺麗だったので
取っておいたものを すそにあしらうと
三人分とれて さらに少し余りました
余った分はぶたさんの首に巻きました
チョウチョむすびできるほどには 残ってませんでした

胸元の花は 100均にあったバラのブレードのきれっぱし
土台のチュールレースを切り取って花の部分だけにしてから
貼り付けてあります
飾りと ランダムウォーキングなギャザーのステッチの目隠しを兼ねています
リボンのバラがばらけてこないように
裏にはしっかりボンドを塗ってあります
なんとなく ハワイっぽくなったと思います

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ほとんどボンドだけで仕上げましたが
肩ひもだけは 強度が要るので縫い付けてあります
肩ひもに使ったのはお気に入りの 2ミリのサテンリボン

テカテカしたサテンリボンは アンティークにはあまり似合わないので
アンティーク用のドレスはシルクリボンを使うのが一般的ですが
シルクリボンは弱いので 引っ張って何度も結ぶ用途には向いていません

サテンリボンは安心してぐいぐい引っ張れる丈夫さが好きです
丈夫で安心できるという点で リプロと共通点がありますね
サテンリボンの鮮やかな色や光沢
チョウチョむすびを何度しても しわがつきにくく
張力が強いのでループがきれいに開くところも好きです

小分けにして売られているサテンリボンは3mm幅からですが
これはリールで買ったもので 2mm幅の細いもの
ミニチュアに使うのに とっても便利だし
細いけれどもサテンリボンなので 丈夫です

サテンリボンはお菓子の包装などにもよく使われていて
お人形サイズのほんのちょっぴりずつ いろんな色が手に入るので
リボン入れにせっせとため込んでいます

リサイクル材料と 不均等なギャザーのオカンアートでも
にこにこと着てくれるお人形たちの気立てのよさ
可愛いなあと思います

ドレスの作り方を追記しました
11:06  |  ハンドクラフト  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.04(Thu)

フロートのシャリシャリ

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ドリンクにアイスクリームを浮かせた フロート
ベースがメロンシロップ+炭酸水の物は
クリームソーダとも呼ばれ
昭和の喫茶店には欠かせないドリンクです

ちびまるこちゃんが 友達の家でおやつに
クリームソーダが出てきて驚く話で
「アイスクリームと氷が接している部分の
 シャリシャリしたところが好き」
と話していました
しかし フロートを見かけなくなった昨今
それがどういう状態だったのか 長いあいだ
まったくわかりませんでした

サーティワンにはフロートがありますが
氷の量が少なめで アイスクリームの温度が高いので
シャリシャリにはなっていません

が 先日 レトロな喫茶店を見つけて
コーヒーフロートを注文したところ
アイスと氷の接点がシャリシャリになっていました
ちびまるこちゃんが言っていたのは
これだったのかーと 長年の謎が解けました

アイスクリームを支えるため クラッシュアイスが多めに入っています
またアイスクリームは 冷凍庫からそのままスクープした
マイナス18℃の冷え冷えアイスです

恐らくシャリシャリの正体は
クラッシュアイスで0℃に下がったドリンクが
アイスクリームの表面でさらに冷やされた物でしょう
水は凍るときに不純物を外に追い出す性質があるため
シャリシャリそのものは無味で 無色透明な氷でした
09:34  |  その他の雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
2015.06.01(Mon)

ベビーボーケイ

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オールビスクドールの中で 一番好きなモールドのひとつが
このベビーボーケイです
下二人の子はオールビスクで 1925年当時のままのオリジナルのドレス
後ろの子は大きな クロスボディ+コンポジション手足バージョンです

ベビーと名はついていますが
まんまる顔のバイローベビーやドリームベビーに比べると
少し面長で 頭身も高く トドラーぐらいの感じです

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きゅっと突き出た上唇の造形の あざとかわいさ
意外に鼻筋が通って眉骨が張った 彫りの深い顔立ちです
大きくなったら 派手顔の美人になりそうですね

お餅のように 今にもたれ落ちそうな
ぷっくぷくのほっぺたには 何が入ってるんでしょう
14:58  |  アンティークドールの構造  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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