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2016.11.28(Mon)

紙の忍者

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勤労感謝の日に 日々の勤労にまるで感謝する気の無い
におねだりしまくって連れていってもらった 東映太秦映画村
おかげで掃除がはかどりました

帰って来たが ママにお土産だと出してきたのがこれ
クレープペーパーの紙のおきあがりこぼし
大昔 遠足のとき同じ物を見た記憶があります
誰かのお土産で うちに同じものがあった気もします
まだ売ってたんだ

記憶をたどると このタイプの人形をはじめて見たのは1980年代で
顔が可愛いなあと思っていたら あっという間に増殖しました
陶磁器の人形と入れ替わるような感じで
起きあがりこぼしの他にも
耳かきの上に小さいおじいさんやおばあさんがついていたりして
金色のはりがねを曲げた小さな眼鏡をかけていたりして
手工芸好きにはキュンキュンくる一品でした

その後でちりめんグッズが席巻して
さらにプラスチックでご当地キティなどが増えたため
クレープペーパーの手作り紙だるまは滅んだと思っていました
懐かしいのはもちろんですが やっぱりこの質感が
何とも優しいおみやげ感
チープな金のテープやスパンコールがまた
光らせとけ みたいな良い味を出しています

顔には点が2個だけなのに きちんと
80年代風のサンリオ風の特徴が出て 存在感があります
何より頬紅 これは手仕事ならではですね
わざわざ21世紀の子供がこれを選んで買ってくるだけの
時代をこえた魅力に満ちています

そして 御用と書かれた御用提灯とか
ミニなぎなたとか ラバーの手裏剣とか
ベタなお土産が せっかく掃除したダイニングに
溢れかえっているのですが によると
新撰組の羽織を買うのは阻止したということです
危なかった…
00:46  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.24(Thu)

輝く笑顔

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上と下の唇を離して描いて かすかに口が開いているような感じにする
1880年代のベルトンの時代からすでにあった技法で
クローズド・マウスのテート・ジュモーなどは
けっこう距離が離れていますが
この子は完全に破顔一笑
楽しくって仕方のない満面の笑顔です

オールビスク・ドールは顔も小さいので
オルシーニのミミやディディなどをのぞいて
表情をつけたものはあまり見られませんが
たまにこんな笑顔の子があらわれると
葉っぱの裏に隠れていた妖精が
ひょっこり顔を出したのに出くわしたような
きらきらした驚きを感じます

人形は無表情なほうが 印象を固定されないので
眺めるにもドレスやウィッグを選ぶにも
自由度があって好きなのですが
そんなこだわりを打ち砕いてしまうような
魅力的な笑顔に遭遇すると
参りました という気持ちになりますし
見ていてつられて笑顔になってしまうような
笑顔の人形はやっぱり 側にいてほしいなあと思います
23:24  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.21(Mon)

パパ人形

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妙に好きな人形のひとつ 赤ちゃんを抱いたパパ人形
10センチぐらいの磁器製で ペンキで塗られています
1930年代ぐらいのものでしょうか
日本からアメリカに輸出されていました

マリア像をはじめとして 赤ちゃんを抱いたママ人形はよく見られますが
パパというのは珍しいです
赤ちゃんを抱いているパパ人形というと
リカちゃんのパパぐらいしか思い浮かびません

服装からしてアメリカ西部の金鉱移民でしょうか
パパは太目ですが 年齢は若そう
まだ子供に不慣れな緊張感に満ちていて
良い味を出しています

赤ちゃんは毛が薄いですが
よく見るとワンピースを着ているので
1歳ぐらいの女の子でしょうか
パパが若いのでたぶん第一子
パパにそっくりのほっぺと団子っ鼻で
髪が薄いことと自分にそっくりであることを
パパは毎日心の中で心配したり謝ったりしていそうで
幸せたっぷりに育っていそう
パパの緊張とうらはらに 赤ちゃんはくだけた様子で
信頼感たっぷりにパパにくっついています

このパパ人形を見るたびに いろんな想像がわいて
幸せそうだなあというほほえましい感想のほか
自分の父親や夫が まだ若いパパだったころを思い出して
過ぎ去った年月を 少ししんみりと振りかえったりします

このパパと女の子の設定のリアルな感じ
原型師さんかその知り合いの家族をモデルに
してるのではないかと思います

二人とも裸足なので 部屋の中にいるようですが
部屋の中なのに西部劇風にスカーフ着用
寒かったら靴下をはくはずなので
これはパパのファッションのこだわりのようです
23:29  |  アンティークドール考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.18(Fri)

紙のドロワーズ

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グーグリーは1915年ごろ
キューピー人形の大ヒットを受けて作られたお人形
キューピーは ローズ・オニールの希望に沿って
貧しい子の家にも行けるよう 安く作られましたが
その人気を受け継いだグーグリーたちにも
経費削減の気配を感じます

服のミシンはガタガタで糸処理も雑で
工賃の安いところへ下請けに出した感じ
エプロンのひもはリボンで 手間を減らし
右の子のドロワーズにいたっては
クレープペーパーで作られています
今だと不織布を使う感じですね

このグーグリーたちは
服がよく似ていますが製造会社は違って
左はマルセル 右はGのほうのホイバッハ
右の子が紙のドロワーズなのは
東ドイツからオーストリアへ輸出された子なので
200kmぐらいしか馬車に揺られないから
紙でも大丈夫だろう と思われたのかもしれません
03:20  |  お人形の服  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.13(Sun)

大きな宝石

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小さなオールビスクが 川底にきらめく小さな宝石なら
大きなビスクドールは何でしょう
私には鉱石博物館にある晶洞の
大きな水晶のかたまりのように思えます

はるか地底の闇の底で
数百万年の眠りの中 育った結晶と
暗い屋根裏部屋や骨董店のバックヤードで
百年の眠りについていたビスクドール
何かふしぎな力が宿っても
いっそ神が宿っても
ぜんぜんおかしくないような
そんな永い時間の凄みを感じます

この人も 質素な我が家では
そのへんの子供のような
能天気な表情をしていますが
本気を出したらすごいのよ と
不敵な笑みが物語っています
17:59  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.09(Wed)

プリンセスのドールハウス

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ハロウィンが終わるとあっという間にクリスマス商品が並び始め
嫌でも年の終わりを意識させられて焦る今日このごろ
クリスマス菓子のコーナーで こんな可愛い
ディズニープリンセスのペーパートランクを見つけました
お城の外壁のようなパッケージ
中にクリスマスのお菓子が詰まっていて1200円
開けてみると なんと…

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なんと トランクの中はドールハウスです
部屋の高さは15㎝なので
ディズニープリンセス・リトルキングダムシリーズのお人形をはじめ
ドールハウス規格(1/12)の子供の人形やシルバニアにもぴったりです
取っ手は分厚いビニールで ボール紙にも強度がつけられ
けっこうしっかりしています

リカちゃん初期ごろの 赤いトランクハウスを思い出します
今のリカちゃんのペーパートランクセットは平面に広げますが
赤いトランクハウスはL字型に広げて 壁や小部屋がありました
取っ手がついていてトランクになっているというだけで
お人形のおうちをどこにでも持っていけるんだ と
すごくワクワクしたのを思い出します

お菓子もぱんぱんに詰まっています
市販品を詰め合わせたのではなくて
オリジナルのメタリックなパッケージで統一されているのが
ファンタジーな世界観を守ってくれていてすてき
袋菓子だけでなく ちょっとぜいたくに背伸びした
チョコチップクッキーが入ってるのも可愛いです
は今マイブームの練りココアに
入っていたマシュマロを3色浮かべ
チョコチップクッキーを堪能するという
優雅なおやつを楽しんでいました

開けたところではボール紙が殺風景ですが
ちゃんと台紙や小物などをセットすると…

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完成するとこんな感じになるそうです
ラプンツェルの飾り方がとても前衛的です
プリンセスのお人形はジオラマ用っぽいですが
ちゃんと遊べるよう 紙の家具がついています
あとは百均で 小さなツリーを買ったり
星のシールやキラキラの針金モールでデコれば
すてきなクリスマスハウスになるのではないかしら

友人宅の娘さんは サンタさんに
シルバニアのうさぎ家族と あかりのともる大きな家を頼んだら
2つは無理じゃないかな と言われて
どちらにするか毎日悩んでいるそうなので
サンタさんにはうさぎ家族をお願いして
おうちの人に買ってもらうクリスマスのお菓子は
このトランクハウスにしたらどうかしら と
アドバイスしたら 天才だと褒められました


サンタさんへ
どれぐらい良い子にしていれば このレベルのおうちがもらえますか

14:20  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.07(Mon)

小さな宝石

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ベルトンのような白い肌 桃花片の頬
びっしりと密なまつ毛に飾られた目は
青の洞窟をのぞき込んだかのような
底知れぬ深い青の 張り出しのあるグラスアイ

このお人形の身長は わずか10㎝です

小さなオールビスクドールの工房といえば
ケストナーやABGなど 限られてくるのですが
情報を刻むための後頭部の面積は狭く
ほとんどが サイズ番号しか振られていません
小さいためにモールドのへたりが早いせいか
製造数が少なめのうえに
小さいので壊れたり行方不明になったりしやすく
謎に包まれています

オールビスクドールの商品名は
1910年代以降はおなかにシールで貼られますが
初期のものは 箱にしか銘がありません
箱にすら銘が無いものも多いです

小さいので モールドの特徴も判別しにくく
アイホールのカットや顔のペイントひとつで
別人になってしまったり
逆に別のモールドなのに そっくりになったりします

そんな カタログスペックから探せない
オールビスクドールとの出会いは 一期一会
たまに彼女のような どこの誰かは知らないけれども
美しいお人形に巡りあえると
昔遊園地によくあった宝石すくいの
砂をザルですくっては洗い そうしてようやく
小さな小さな水晶や翡翠を見つけたときの
わくわくした気持ちが よみがえります
17:49  |  アンティークドール考察  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
2016.11.05(Sat)

切れない病

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クリスマス柄の布って どうしてこんなに可愛いのでしょう
赤と白と緑の みずみずしいテーマカラーに
あざやかな金と銀
サンタ トナカイ ベル リース 星 雪
リボン もみの木 ひいらぎ プレゼント

これで ぷっくりしたツリーのぬいぐるみを作ったり…
パッチワークのテディベアを作ったり…
夢に胸をふくらませて 買ったのですが
いまだこれらの布は四角のまま

可愛すぎて ハサミを入れられないのです…

ギンガムチェックやデニムのように
同じ色柄がいつでも手に入るものなら
使いやすいのですが
柄物は 次の年には別の柄に変わってしまう
一期一会なので 使ってしまえば無くなるし
でも 使うために買ったわけなので
本末転倒なのは わかっているのですが…

クリスマスに サンタさんにお願いしたいのは
かわいい布やアンティークレースに
ハサミを入れられる勇気です
00:16  |  ハンドクラフト  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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