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2017.02.28(Tue)

ツーロンのお土産人形

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きめの粗い磁土と荒っぽい描き
典型的なリモージュ人形の顔を持った
この水兵の人形の帽子には 金色の字で
ツーロンと書かれています

ツーロンは 光あふれる地中海に面したリゾート地
マルセイユに近い港町です
また海軍工廠と軍港の町でもあり
このお土産人形を作った
リモージュの未亡人たちの幾人かは
夫をこの港から見送ったことでしょう

それでも 遺されたものを守って生きていく
100年前のペネロペイアたちの
凛とした強さを この人形は伝えています
22:50  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.24(Fri)

輪廻

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今回の大丸人形展で購入したのは
コンドウミク先生の「輪廻」シリーズ
陶土でつくられた赤ちゃんです
人形展のツイッターで見て気になっていました

下に敷かれている水苔は
梱包用クッション資材ではなく 作品の一部
この穴に植物の種を植え 水苔を湿らせると
陶土の体が水を吸い 種が芽吹き
やがて根は陶土の体を打ち砕いて 人形が壊れて行く
そこまでの時の経過 崩壊と再生まで その輪廻が
この作品をかたちづくっているそうです

表面の塗装は経年退色し
バラ色に塗られた頬も やがて色あせて行きます
やがて色あせるのですが それがわかっていても
なお 頬はバラ色に塗られているのです
その深さに息をのみました
いずれ死ぬ命でも 今はたしかに生きているのです
いつかはむだになることも 今はむだではないのです

古来 さまざまな芸術家が挑戦したオフィーリアのテーマは
今を盛りの花々が 死の淵へ沈むまでの経過
命の終わりを表現するものです

この赤ちゃんは写真で見た時 オフィーリア的だと思ったのですが
人形展でいざ実物を見ると それとはまったく感じる概念が違いました
赤ちゃんの眠りの表情は浅く 今すぐにでも目覚める準備ができているようです
死にゆく眠りではなく 生まれる前の胎児の眠りに近く感じます

大昔 大学図書館で読んだ東洋文庫のインド哲学の本に
宇宙は黄金の卵から生まれ
今あるこの世界は 孵化する前の黄金の卵の中で
眠る胎児が見ている夢なのだと書いてあったことを
この寝顔をのぞきこんで ふと思い出しました

体にあいた穴は 喪失ではなく
ここから命が芽吹く場所
このがらんどうの体が 植物を守り育てる殻なら
この赤ちゃんはおそらく 種子に近いものなのかもしれません
大地の生命からこぼれた 生命を分けられた小さな胞子のようなもの

赤ちゃんのさらさらした髪の毛は重力に従って流れています
この人形の中に重力が存在していることにも
大地との絆をあらためて強く感じます

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少し角度を変えると 表情も変わります
安らかにあどけなくなったり 気難しくぐずるように眉をひそめたり
それがますます 命の存在を感じさせます

しっかりと鼻の穴が作られていることにも
命の表現を感じます
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す
単なるガス交換ではなく
たしか生物の授業で ミトコンドリアのクエン酸回路だったか
糖を燃やし生命エネルギーATPを作り出す
それを呼吸と呼ぶのだと習いました

両生類的な プリミティブな造形は
生命誕生後 40億年にわたりつらなる
生命の環を感じさせて 神秘的です

などと難しいことは置いておいても
単純に お人形として すごくかわいい

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かわいさのあまり ちゃっかりもう1人…

この手足の先が細くなっていく形のそぎ落としは
発生生物学的でもあり
児童画や埴輪などの原始美術によく見られる造形でもあって
私はそれらがすごく大好きなのですが
かといって本当に省略されてしまったテトラポット体形ではなく
ふともも前部は大腿四頭筋のふくらみに ふっくらと皮下脂肪がついています
このふくらみが どうにもたまらぬ可愛さでした

輪廻シリーズは 実は会場に3体いて
あと一人のうつぶせの子もとても可愛かったのですが
持ち合わせがなく 泣く泣く2人だけのお迎えになりました
クラフトアート作品展のツイッターには
3人並んでいる展示中の姿が掲載されています
とほうもなく可愛いです
23:01  |  わたしのミニチュア玩具箱  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.22(Wed)

第6回大丸心斎橋創作人形展

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大丸南館から北館12階に美術画廊が引っ越して2回目の創作人形展
前回は引っ越したばかりで 展示が壁に寄って見にくかったのですが
今回は台の上での展示がメインで とても見やすく
人形のボリュームもあって 見ごたえがありました

個々の人形だけでなく ブースごとに
その群体としての世界観が醸し出されていて
立体絵本のページをめくって幻想世界の旅をするようでした

今回は所用があって初日に行けなかったのですが
初日以外の平日でも 人がたくさんいて
熱心に人形を見て語り合っていたり
にぎやかな感じで楽しかったです

人形展 最初はひな祭りに合わせたイベントで
大丸本館の広い催事場で行っており
創作人形だけでなく リプロやミニチュアもありで
本や布やドールハウス材料なども売って盛りだくさんでした
今回 本は売られていたので
リプロやミニチュアもまた特集して欲しいです
00:01  |  お人形ニュース  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.17(Fri)

春の梅

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春立ちてあたたかな日
風ひとつない底抜けの青空に
白梅の枝が 凛とそびえていました

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紅梅はもはや熟れかけて
酔いどれた芳香がたゆたっていました

冬を終わらせようとする強い陽の光
私の一番好きな季節 一番好きな花です
00:13  |  その他の雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.12(Sun)

ミニミニワールドのビスク姉妹

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べびぃ工房様のミニチュアビスクドールといえば
その奇跡的な小ささの中に詰め込まれた
まさに美と技巧のミクロコスモスなのですが
幽玄な美しさのクリスタルローズや 神秘的な眠り姫など
霧がかかった妖精の世界からやってきたようなお人形と並んで
はじけるようにキュートでポップなお人形もよく作られます

金髪縦ロールが盛り盛りの ドーリーなグーグリーちゃんは
大人気なシリーズのひとつで 何度も逃していましたが
今回ようやく 我が家にやって来てくれました

ボンネットの下には ピンクのリボンがふたつのぞきます
ボンネットを外すとツートップ風のヘアスタイルになるので二度可愛い
ドレスのデザインも 盛り盛りでポップで
お人形らしい 可愛さの波状攻撃をかけてくる容赦の無さで
小指よりも小さいのに 可愛いオーラがものすごく
目が釘付けになってしまいます

べびぃ工房様のグーグリーちゃんは 人形展で買った黒い服の子と
WEBショップで買った 白レースの服の子と 二人いますが
それぞれ作られた時期が違うので顔も違います
そういう変化もまた コレクションの醍醐味です

さて今回のグーグリーちゃんは たまたま運よく買えたわりには
何かの導きであるかのように 先にいた赤ちゃんと服の色が同じでした
写真ではもっとピンク色が強かったので 同じだと思っていなかったのです
もうこうなれば 姉妹設定にするのは当然のなりゆきです

トトロみたいな 幼女とお姉ちゃんという組み合わせは
ドラマやアニメの世界では王道で 私も大好きなのですが
お人形世界ではけっこう巡り合うのが難しい組み合わせです

お姉ちゃんは目がぱっちりで
幼女は頬肉のせいでお目目が小さくなりがちな あるあるですが
眉毛と鼻・口がきちんと遺伝しているのが 可愛い…

赤ちゃんのぽやぽやヘアも 単品でも可愛いものですが
お姉ちゃんと並ぶと これが育つと力強く輝く
キラキラグリグリ縦ロールになるのね という感じで
まだ力ないぽやぽや感が いっそうかわいく引き立ちます

小さな小さなビスクの赤ちゃんは ドングリよりも小さいのに
針の先のような 小さな小さなグラスアイが入っています
小さな小さな目なのに エナメルを盛ってキラキラ光る張り出しのある目です

グーグリーちゃんは目が大きいので虹彩もくっきり見えますが
実はべびぃ工房様の張り出しアイのグラスアイ
全てに虹彩は入っているそうです
10倍のルーペで見ることができます

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グーグリーちゃんが入って来たパッケージに
赤ちゃんも乱入してみました
なんだか幸せな気持ちになるツーショット…

20:03  |  お人形ストーリーズ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.09(Thu)

スノードロップ

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春のさきがけ スノードロップのような
白いドレスと 明るいほほえみの 小さな女の子

節分が過ぎて日がすっかり長くなり 夕方がとても明るく
部屋の中にも光がたくさん入ってきます
フライングして 薄着で飛び出したいところですが
ビスクではない生身の体では まだまだ寒さがこたえます

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白い花の季節が終われば ピンクの花の季節がおとずれ
本格的な春がはじまります
早くコートを片付けてしまいたいです
01:58  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.06(Mon)

トリプルチーズ

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おまけのおもちゃ目当てで わりとよく行くマクドナルド
1月にマクドナルド総選挙というのがあって
投票で1位と2位になったバーガーが増量するというものでしたが
その結果 ダブルチーズバーガーがトリプルチーズバーガーになりました

中身のパティとチーズが2枚から3枚になっただけなので
味なんてダブルチーズバーガーと同じではないか
いっそチーズバーガーと同じではないかと思っていたのですが
期間限定と聞いたので それならば食べてみようと
限定という言葉に弱い私は買ってみたのですが
食べてびっくり

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見た目も ダブルチーズバーガーとそう変わらないのですが
食べてみると パティにボリューム感があり
チーズがそれにジューシーさを加えていて とてもおいしいのです
期間限定でもうすぐ食べられなくなるのが残念で
むしろ逆に 4枚や5枚を出してみてほしいところです

しかし カロリーは1個615kcalもあるので
期間限定にしておいてくれて 良かったとも言えます…
01:06  |  その他の雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.03(Fri)

ドイツのジュモー

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ジュモー社は20世紀 SFBJに統合した後も
自社工場でSFBJジュモーを作る一方
ドイツの工場に委託して1907ジュモーを作っていました

ジュモーの顔は 時代を下るごとに濃くなって行くのですが
1907はとくに 時代に加えてドイツ風の強めの描きで
1代前のテートジュモーと比べても かなり印象の濃さが目立ちます

目の中のモヤモヤ模様も ふつうは白色一色ですが
黄色が加わって きらびやかになっています
リカちゃんの瞳の色つきのほうのハイライトのような効果です

その一方でデフォルトの服装は 簡素な花柄のシュミーズドレスですから
バッチリメイクにデニムを合わせるような 現代的なセンスを感じます
20:58  |  お人形ストーリーズ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.02.02(Thu)

お人形についている赤ちゃん

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ベビー人形は単体でも可愛いものですが
おまけのようについているベビー人形に ひときわ惹かれます
おそらく カンガルーぬいぐるみのおなかのポケットに入っている
ちっちゃな赤ちゃんカンガルー人形が可愛くて大好きだったことに
端を発している気がします

たとえば リカちゃんのみつごの赤ちゃんよりも
妊婦リカちゃんについていたリカちゃんの赤ちゃんに
よりいっそう惹かれます

ベビーシッターバービーに 6人ぐらい
赤ちゃん人形がついているのを見た時は
サイフの口が開きそうになりました

シルバニアのカンガルー家族が出たときには
ふだんのシルバニア赤ちゃんよりも小さな
カンガルー赤ちゃんがママのエプロンの
ポケットに入っている姿に もはや抗うことができず
観賞用と保管用と2家族買ってしまいました

そういうわけで この赤ちゃんつきの家族も
私の好みのど真ん中
赤ちゃんは フェーヴとして単品で売られたり
このお人形は3センチサイズの一番小さなものですが
4~5センチほどの一回り大きいサイズのお人形に
つけられることもあります

おくるみのリボンの色が ピンクと青の2種類の展開で
こちらの赤ちゃんは男の子みたいですね
03:59  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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