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2017.04.04(Tue)

御所人形

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赤ちゃん人形が三度の飯より好きな割には
三度の飯も好きなので
花見ラッシュ攻撃に体重計が気になる今日このごろですが
日本の赤ちゃん人形といえば御所人形
1歳ぐらいの モチモチプクプクの赤ちゃんの姿で
真っ白い肌が 餅っぷりをいや増して 可愛いのです

手足のディティールは大胆にデフォルメされている一方
そのポーズデッサンは完璧に決まっています

胡粉塗りでディティールを表現したいときは
乾く前に彫刻刀で彫り込まなければならないので
お土産人形として大量生産するには不向きですが
それだけでなく ディティールを飛ばすことで
躍動感が表現されているように思えます
高速で動く指先が消えて見えるような感じで

それにしても 失敗が許されない 真っ白い胡粉の上に
真っ黒と真っ赤で顔を一発描きする
この緊張感たるや ただものではないと思うのですが
ほぼ左右対称に描いてしまう 京都の職人さんの
神業的な技術に戦慄をおぼえます

目の端などに見られる 筆の溜めと
髪の毛などの 筆の抜きのバランスも 実に素晴らしい
習字のときに習う筆づかいが そのまま
絵画表現に生かされている感じです

とくに二人の唇の描き分けは秀逸で
神楽獅子の子供の飄々とした余裕な感じは
アクロバットを得意とした神楽獅子らしい身軽さを

白獅子は山伏の装束の弁慶役で
二人のポーズは文楽「五条橋」で有名な
牛若丸が弁慶の薙刀の上に飛び乗る名シーン
力強く引き結んだ唇が 怒りを表しています

またこの二人を連獅子として見ると
白の親獅子が 赤い子獅子を千尋の谷に
突き落とすことになるのですが
親獅子が薙刀を振り回して
どんなに必死に落とそうとしても
子獅子がひょいひょい逃げ回る
そんなコミカルな情景のように見えます
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