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2018.04.09(Mon)

別珍の夢

p2018-04-09g_GF.jpg
先日 銀座に行ったときに
和光の前にいた初老のご夫婦
奥さんの上着が濃い紫色の別珍で
今どきなかなかお目にかかれない
何とも端正な風合いに うっとりと見とれていました

布製品の中でも 別珍は特に胸が高鳴ります
そのものの美しさに加えて 非日常感 贅沢感 特別感 豪華さ
バラの花びらの表面のような つややかなマット感という
相反した複雑な風合いが たまらなく大好きです

以前 どこかのデパートで見たリプロフェアで
茶目のジュモーが タッセルのついたセージ色の別珍のドレスを着ていて
お顔もドレスも あまりの美しさにじーっと見とれ
あんまり長時間そこにいるのも何なので
一度離れて会場をぐるっと回っては
ブーメランのように見に戻ったことがあります

別珍は縫いにくくアイロンもかけにくく
小さなものはとくに難しいのですが
この16cmしかないグーグリーの上着とズボンは
アメリカのリプロ作家さんの作品で
上着の裾のカーブも実にきれいに出ています
布と糸による精密機械工作のようで
見飽きることがありません

p2018-04-09b_GF1.jpg
卵が先かニワトリが先かわかりませんが
人生最初に別珍にはまったきっかけが
子供のころ 祖母が船場の問屋で買ってくれた
このおでかけポシェットです
(金色のタッセルがついた 学校の講堂のカーテンにも
ちょっと心惹かれてはいましたが このポシェットほどの
衝撃はまだありませんでした)

黒いみごとな別珍は 毛抜けもすりきれもなく
古い手仕事で編まれたビーズは きらきらと繊細に輝いています
このポシェットを見たとき 子供心に
この黒い布で長袖のワンピースを作り
このきらきらしたビーズ細工を襟にあしらった
そんな服を着たいと思ったことでした

お人形ならそんなワンピースも着こなしてくれると思うので
いつか自分でそんなドレスを縫いたいと
思ってはいるのですが
別珍を縫うのは難しいし なりわいのもろもろが忙しく
手芸屋さんのセールで意気揚々と買った別珍も
結局 大量のヘアゴムリボンとなって
バザーへと出荷されていきました

いつかゆっくりと時間をとれたら
子供のころからの夢だった別珍のワンピースを縫って
お人形に着てもらいたいと 夢想しています
15:42  |  お人形の服  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

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