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2020.06.16(Tue)

窯傷とヘアラインのちがい

ビスクドールのヘッドのダメージとして
よく聞くのが「ヘアライン」と「窯傷」です
日本語ではどちらも「ひび」になってしまうこの2つですが
じつは別々のものなのです
以前にも似た記事を書いていますが あらためて

ヘアライン
ビスクヘッドに入った 後天的なひびです
古いひびだと 細い一本の線のように見えます
新しいひびだと見えませんが UVライト
(百均にある 探偵ライト)を当てると
線の部分がうっすらと白く光って見えます

そのままにしておくと ゴムの力で
ひびが広がって割れてしまいます
そのため石膏テープなどで補強します

補強したからといって安心ではないので
なるべく力が加わらないよう 首のゴムをとめる
ネックボタンの部分にフェルトや革をかませて緩衝材にします

完全に割れてしまったものは ヘアラインではなく
クラックとよびます
たとえば割れたヘッドを貼り合わせた補修では
貼り合わせた継ぎ目をヘアラインとは呼びません

ヘッドリムにできたクラックのV字の部分から
下に伸びたり 首の穴の欠けから
上にのびて目でとまる というのもあります

古いヘアラインは ハイターやカビキラーを
綿棒につけ 脱色して目立たなくできることがあります
目の石膏 ジャーマンのまつげ
焼きつけられていないピンクビスクの顔には
つかないように注意してください

窯傷
文字どおりビスクが窯で焼かれていたときにできた
先天的なひびです
窯の木炭が入り込んで 黒っぽいことが多いです
ヘアラインに比べて太く 肉眼ではっきり見えます
またヘアラインのようにまっすぐな線ではなく
わずかにぎざぎざとした 裂け目のように見えます

焼きしめられているので それ以上広がることはまずありませんが
首の穴にV字に入った窯傷など 力が加わりそうな場合は
補強や緩衝をしたほうがいいでしょう

窯傷は少し細かい細工をした部分にできやすいです
ヘッドリムからもできるし 小鼻にそって入ったり
ピアスホールやアイホールといった 粘土にあけた穴からもできやすく
長さはまちまちです

窯傷にはそのほか 火ぶくれも含まれます
ビスクの中に気泡ができたまま固まったもので
ぽつんとニキビのようだったり それがはじけて
凹みになっているものもあります
23:20  |  修理(ヘッド)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

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