FC2ブログ
2021年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月
2010.06.27(Sun)

アロンアルファゼリー最強伝説

P1130986.jpg
こちらは股関節のあたりが割れたバイローベビー。
ここが壊れたバイローをよく見かける気がするのは、
やっぱり座らせてたのを子供が手に持って→落とす、という
パターンが多いからではないでしょうか。

この状態だと、ゴム引きして足をつけることができないので、
割れた部分をもとどおり埋める修理をする必要があります。

ラドール粘土で修理するのもいいのですが、
モノが小さいのでちょっと面倒だし粘土をあけたあと
乾かないようにラップをするのもめんどくさい上に
強度がいまいち。
石膏はもっとめんどくさくて扱いにくい。

エポキシパテは強度は最強ですが、
もとの状態に復元できないうえに、
やはり取り扱いや残った分の保存が面倒、
さらに手が荒れます。

どうせおむつをしてしまえば見えないところなので、
ヘアラインの補強も兼ねて、
いつものアロンアルファゼリーで
欠損部分を埋めるという暴挙に出てみました。

まずライトですかしてヘアラインの位置を探し、
ヘアラインの裏からアロンアルファゼリーを置いて
ヘアラインをおさえ、進行を防止します。

つづいてクラックの亀裂になった部分に
アロンアルファゼリーを埋めます。

ゼリー盛る→スーパー液で固める→それを土台にさらにゼリー盛る

この繰り返しで、徐々にアロンアルファゼリーの
薄い板を作っていきます。

P1130986a.jpg
拡大写真。足の穴のまわりをうまい感じで丸く作ります。
アロンアルファゼリーは、ゼリーだけだと全然固まりませんが、
スーパー液をかけると一瞬で固まります。
ここまでの穴埋めで、所要時間約五分。

ゼリーを盛っていくと表面がデコボコになるので、
最後にカッターナイフで鉛筆を削る要領で表面を
薄く削ります。固まったアロンアルファは、グリコのおまけの
プラスチックよりやや硬いていどの硬度なので、
慎重に削ると削れます。

サンドペーパーは周囲のビスクを傷つけるので使いません。
表面をもっとなめらかにするときは、
アロンアルファうすめ液かアセトンをガーゼにつけて、
表面を撫でるようにしてなめらかにします。

出来上がりは透明ですが、
この上からアセトン溶媒以外の塗料
(ガンダムマーカー、プラカラー、ペンキ、アクリル絵の具など)
で着色が可能なので、ツヤ消しを併用して
目立たないように色を塗ることもできます。

丈夫な仕上がりのわりに手間が全然かからず、
手も部屋も汚れません。
アロンアルファゼリー最強です。
00:00  |  修理(ボディ)  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

アロンアルファーゼリー、ちと興味が湧いて来ました^^

ちなみに私はタミヤのラッカーパテを愛用しておりまする。
これは硬化後もデザインナイフで簡単に削れる程のやわらかさ
な為、現状に戻したい時簡単に戻せて良いのですが、いかんせん
乾燥に時間が掛かるのと、乾燥後かなり肉痩せするのでその辺
注意しなければなりませんが^^;
TAMIYA | 2010年06月27日(日) 11:53 | URL | コメント編集

ラッカーパテはシンナーで硬度を調節できるのが、
埋めにも盛りにも使えて便利ですね。
硬化後の扱いやすさと仕上がりの綺麗さも、
パテのほうがずっと上なのですが、

パテ→溶剤が揮発することで硬化→時間がかかる&肉痩せ
アロンアルファゼリー→接着剤分子の重合で硬化→一瞬&痩せない

ということで、この修理も五分ぐらいで済んだので、
すぐに修理して組んで服着せたい、というセッカチさんには
ぴったりです。見えない場所にはおすすめです。

ついでに揮発中のシンナーのにおいなどがしないので
(アセトンのにおいはしますが、数分で消えます)
子供や動物がいる家でも安心。

アロンアルファゼリーには二種類ありますが、
必ず「アロンアルファゼリースーパー(スーパー液つき)」の
ほうをお選びください。

説明書には、綿棒でスーパー液(重合促進剤)を塗って云々と
書いてありますが、ゼリーを盛った上からスーパー液を
ちょんちょんと流しかけるような感じで重合させるのがやりやすいです。
表面が白っぽく変色することもありますが気にしないで大丈夫です。

ただし大きな面積を埋める分には価格が高いので、
小さい修理に向いています。
梅ママ | 2010年06月27日(日) 12:49 | URL | コメント編集

 梅ママさん、詳しい解説ありがとうございます!速乾性があるというのは
かなり強みですよねぇ!^^ 速乾性と言えば光硬化パテなんかも気になっている
ところですが、未だに手を出せておりませぬ^^;
http://www.tamiya.com/japan/products/87076light_curing_putty/index.htm

 余談ですが、においといえばこれがネックで子どもが出来て以来すっかり
プラモから遠のきまして、代わりに人形趣味はシンナー臭くないwという事で
主人から許可を得ていたのですが、ラッカーパテ使って修理していたんでは
はっきり言って意味無しですハイ^^;
TAMIYA | 2010年06月27日(日) 18:58 | URL | コメント編集

せっかちなワタクシは光硬化パテ、以前にかなり興味あったのですが、

・良いところ→光を当てないかぎり硬化しないので自分のペースで
ゆっくり作業ができる

・悪いところ→硬化後溶かせない、実は硬化に時間がかかる、盛れない、
盛れないくせに流動性もない(埋め後にサンドペーパーでの研磨が必要)

ということで、まだアロンアルファゼリーの地位が揺らいでいません。
光硬化パテよりラッカーパテのほうが使い勝手は良いようです。

肉やせを気にする場合、同じ重合系のポリパテが痩せないようですが、
エポキシ同様頑丈だけど溶かせない。
ラッカーパテは薄めてサフれるので、クラック埋めなどにも使えるし
臭いだけあって一番便利だと思います。

問題はシンナーのにおいですね。
うちも子供がいて溶媒系を使えないので、どうしても
揮発の速いアセトンや、そのほか、木工用ボンド・糊・粘土などを
使う方向での工夫が多いです。

ガンダムマーカーの出現のおかげで、リペイント関係で
プラカラーを使わなくていいことが増えて助かってます。
梅ママ | 2010年06月28日(月) 02:58 | URL | コメント編集

流石梅ママさん、詳しいですね!こういう話が出来るところが
ここの凄いところですハイ^^

機会があったらアロンアルファーゼリー試してみます。
梅ママさん、ご教授本当にありがとうございました( ´ー`)
TAMIYA | 2010年06月29日(火) 08:48 | URL | コメント編集

どういたしましてv-207
プロならもっといろんな素材を使えますが、
材料や器具を出しっぱなしにできない・後片付けが楽・
邪魔者のいないうちに大急ぎで仕上げたい…という
主婦の日用リペアは制限が多いですよね。

アロンアルファゼリーの欠点は、
プラスチックがくっつかないので子供のおもちゃが
修理できないところですv-12
プラスチックはやっぱりシンナー系のボンドでないと
食い込みませんね。
梅ママ | 2010年06月30日(水) 00:45 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://antiquebisques.blog69.fc2.com/tb.php/171-ab1b0066
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |