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2012.08.23(Thu)

歩くエデンベベ

P1130848c.jpg
楽園の人形を意味するエデンベベという名前の人形は
1890年代のフランスで作られました
つくりや商品展開や立ち位置はとてもゴーチェやピンテルに似ていて
最大手のジュモーの次に控えています
これらの人形は廉価な物はビスクもボディも粗雑で質素なつくりですが
高価な物はジュモーに匹敵する品質と美しさを誇ります

そこでいつもの「ベル・エポックのこども図鑑」
この本は1868年~1915年ぐらいの間のパリの百貨店の
玩具売り場のカタログが掲載されています
ビスクドールはもちろんその他の男女用の玩具がイラスト入りで書かれています
商品イラストだけでなくそれで遊んでいるイラストもあるので
男の子向け女の子向けも判るし当時の子供や婦人の風俗も判ります

さて1894年のルーブル百貨店のカタログのお人形のページを見ると
有名なルーブルベベが売られています
ルーブルベベとはルーブル百貨店が1892年以降
ジュモー社に発注して百貨店オリジナルの人形として売り出した
BLマークの人形です

カタログのルーブルベベはシュミーズドレスの簡単な服装のものと
「サテンとレースの超豪華(原文ママ)」ドレスの2種類
その間にはさまってルーブルベベよりもさらに質素なドレスを着た
単に「ベベ(人形)」とだけ紹介されている人形
腰のベルトをよく見るとエデンベベの文字があります

服は質素ですがシュミーズドレスのルーブルベベやベベジュモーよりもお高いです
その秘密はハイスペックなメカニズム
目が動き、投げキッスをし、パパママと喋ります
目が動くのは多分スリープアイではなく
フクロウ時計のように左右に動くフラーティアイです

一番売りたいルーブルベベの間に60cmの大きな赤ちゃん人形と一緒に
目立つ位置に掲載されているのでこの年
ルーブル百貨店が押していた商品だったのかもしれません

ルーブルベベなどの百貨店用のジュモーは
普通のテートジュモーと少し顔が違うので
百貨店の人の注文が入っていたのではないかと考えられていますが
このハイスペックなエデンベベもルーブル百貨店じきじきの発注だとしたら
お高く値段をつけられるよう、メカニズムだけでなく
ヘッド自体もいつものエデンベベよりも特別に美しく描かれていたかもしれません
タイムマシンがあれば直接見に行きたいです
01:30  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

すばらしい逸品ですね 瞳が印象的、整った目鼻立ち、美しいですね。大人っぽい妖艶さを持ち、子供の無垢さもあり、賢そうな上品さもあり、様々に驚かされますね。やわらかそうで。薔薇香るみたいな美少女ですね。爽やかなアクセサリーや服におぼうし。しばし眺めちゃいますね。
かよぽん | 2012年08月23日(木) 16:04 | URL | コメント編集

ありがとうございますv-207
この子は気が強そうで賢そうな雰囲気がとても気に入っています

さわやかなブルーのアクセサリーはよく見ると
● ●
 ●
このような形のアクリルのミッキーマウスビーズが入っています
TDLのストラップが綺麗だったので繋ぎ直してネックレスにしました
何と夜になると光ります
梅ママ | 2012年08月23日(木) 20:34 | URL | コメント編集

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