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2013.02.06(Wed)

ジョジョの奇妙な人形

深夜にやっているアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」
最初の2話を見逃してしまったのでブルーレイを買いました
今グッチのショーウィンドウを飾っている女の子(6代目ジョジョ)の
お父さんのお祖父さんのお祖父さん 初代ジョジョの物語です

3話入っていて 3話で一応の決着がつくため
続きが無くてこれだけでも1本の映画として楽しめます
(初代ジョジョは全9話です)

DVDがすごく安いのにブルーレイを買ったのは
サントラのCDがついているからです
クラシック調のミニオーケストラ風の構成ですごく良いです

お話の舞台は19世紀末のイギリス
産業革命華やかなりしころ
貧乏な庶民も豊かな生活を目指して熱く生きた時代
主人公のジョナサン・ジョースターは1868年
田舎の貴族の家に生まれます

そして1881年 12歳のジョナサンは医者の娘エリナに出会います
ここで出て来る重要なアイテムが エリナの人形

裕福な医者の娘であるエリナは 一体の人形を持っています
野ブドウを摘んだり水泳をしたりと活発なエリナですが
性格は内気で 外に遊びに出るときも人形と一緒
この人形をいじめっ子男子に取り上げられたところで
ジョナサンが助けたのが二人の出会いになります

このエリナの人形が何なのかずっと気になっていました
フランスはベル・エポックの時代

ベル・エポックのこども図鑑には
当時デパートで売っていたおもちゃカタログが満載
ジュモーやエデンベベやジャーマンベビーや
そのドレスやお世話グッズでいっぱいです
エリナの人形はどの子でしょう

特徴としては
35cmぐらいの人形でけっこう小さい
ベベタイプ
歯の無いオープンクローズドマウス
ダークブロンドのウィッグ 緑の目はスリープしない
振り回すと手が取れる
落としても多分壊れない
ドレスの着せかえができる

エリナの家はいじめっ子によるとなかなかのお金持ちらしいし
緑の目ということでステネールかもと思っていましたが
目や頭が割れる心配をエリナが全くしていなかったので
ビスクヘッドやグラスアイではなさそうでした

1888年の写真のヘレン・ケラーの人形がコンポジションか
ワックスがけコンポジションの
ショルダーヘッドの素朴な布ボディっぽいラインだったので
エリナの人形もそういうタイプで描き目の物かなと思います

ヘレン・ケラーの人形は細い布の腕の先に
気をつけ状態の極端に小さな手がついている
子供が着せ替えしやすいタイプの人形でした

しかしそんな大騒ぎをして人形を取り返してもらったというのに
ジョナサンと出会ってからはあっさり人形を連れて出なくなり
ジョナサンも猟犬のダニー以外の友達ができて
毎日二人で遊ぶようになった というエピソードが
子供の成長を見るようでほほえましかったです

1881年に販売中の主なビスクドール
ユレーなど初期のフレンチ
ゴーチェ ブロックレター
ブリュ ブレヴェテ・サークルドット・ミルクのみ
ジュモー ポートレート・プルミエ・トリステ・オーバーEJ
ステネール シリー
ドイツ ベルトン・フレンチマーケット

1878年にフランスで発売されたオンディーヌ(水の精)という人形は
ファッションドールのビスクヘッドにグラスアイ・人毛ウィッグで
ツーピースの水着を着せたウッドボディ
おなかのネジを巻いて水の上に乗せるとばたばた泳ぎ始めます
女子の川遊び用の人形だったようです
エリナがジョナサンに出会わなかったら
オンディーヌといっしょに泳いでいたかもしれません

オンディーヌは後にヘッドをシモン・ハルビック1079に変更し
20世紀まで残るロングセラー商品になりました

その後 ジョナサンは大学で考古学を専攻し
吸血鬼などが出てきてお話はゴシックホラー風に展開していきます
ここまでがDVD1巻の内容です

DSC04340.jpg
これは現在放送中の第二部に出てくる人々のガチャフィギュアです
第二部の舞台は1938年
年老いたエリナと孫のジョセフ(二代目ジョジョ)が
ロンドンからニューヨークに引っ越してくるところから物語は始まります

二部には人形が出てこなくて残念です
この時代のニューヨークと言えば人形会社花盛りなので
タイムスリップして見に行きたいです

ホースマンは半世紀以上のロングセラーになったタイニーベビーを
コンポジションに印刷ブリキのスリープアイで作っていたし
R&B、F&Bなどの大きな人形会社が抱き人形をどんどん発売し
1935年のディオンヌ・クイントの五つ子人形は大ヒットしました

この時代はアメリカ産のコンポジションや
ハードプラスチックドールが多数作られました
ドイツでもハードプラスチックドールも輸出していましたが
1914年に作ったニューボーンベベのモールドもまだ現役で
素焼きのペンキ塗り(ペイントビスク)にガラスのスリープアイに
コンポジションボディで、ディオンヌ・クイントとして売っていました
日本もアメリカの玩具会社の下請けとして人形を輸出していました
1938年にはペイントビスクのナンシーアン・ストーリーブック・ドールが発売されます

1920年代から出て来たピンクビスクというガラス質の素材の
廉価な人形もまだ作られていました
子供がお小遣いで買える小さなペニードールのほか
従来のジャーマンビスクドールのモールドにガラスのスリープアイの人形や
ブリュ・ジュンのモールドを使ったコピー製品
あるいはリバイバル製品もピンクビスクで作られていました

ニューヨークではミッキーマウスや白雪姫と七人の小人など
アニメやコミックを題材にしたキャラクタードールも活発に作られました
1938年にマダム・アレクサンダーは
コミックのヒロインの人形スージーQを作ります
この年のニューヨークから物語が始まった
アメコミ好きのジョセフの未来の妻の名もスージーQ
おもちゃと手品が好きなジョセフがもう少し長くニューヨークに滞在していたら
おもちゃ屋さんでスージーQ人形を見つけていたでしょう

二人の結婚後に、人形が好きだったエリナがスージーQ人形を
見つけたら記念に買ってしまうかもしれませんね
13:39  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

わあ(*_*) なんて多種多様なのでしょう!エレナちゃんやヘレン・ケラーさんのお人形 見てみたいです。泳ぐ?! 五つ子?すごいです~。いろいろあってびっくり! 奥が深くて。そして梅ママさまの 詳しさにダブルに驚きっぱなしですぅ!私今日 夢見るキャンディというタイプの45センチくらいの人形が、人形用の椅子からずり~っとずり落ちているので座りなおしましたがまたずり~っの繰り返しで、たまらず、髪の毛のリボンでもなおしてあげようかと、見たら、輪ゴムのカチカチになった破片がどうしてか髪の毛にひっついてて、なるへそ~これね。これ取り除いて欲しかったのね…と。取り除いて座らせたらピタリと動かずいつもの笑顔に。 夢見るキャンディ人形は指を耳にさせる仕組みになってて 音を聴いてるみたいなしぐさになります(笑)
かよぽん | 2013年02月07日(木) 19:15 | URL | コメント編集

ディオンヌ・クイントは実際に生まれて社会現象になった五つ子ちゃんの
人気に乗っかって出されたお人形ですが従来のベビードールを
五個セットで売っただけという荒っぽさが玩具っぽくて好きです
(五人に色違いの服を着せたり、それぞれの名札をつけている
ものもあります)

夢見るキャンディ イヤイヤしてたんですねv-10
気づいてあげられてよかったですね
ソフビの頭皮にゴムがくっついてしまったら
べったりくっついて大変なことになってしまうので
全力を振り絞ってうったえたんでしょう

指を耳にさせたの覚えています
子供のころ台の上に座っていて
大きくて可愛くて 指を耳にさしてポーズを取れるのが
生きているみたいでとても不思議でした
梅ママ | 2013年02月07日(木) 22:21 | URL | コメント編集

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