FC2ブログ
2021年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月
2014.01.26(Sun)

鼻の穴のある人形

0IMG_3970.jpg
全盛期のビスクドール産業を支えた
ドイツ・チューリンゲンの陶磁器・ガラス工業地帯に
ふたつのホイバッハ工房がありました
19世紀から人形を作っていたほうが
ケッペルスドルフのエルンスト・ホイバッハ
老舗ですが人形に手を広げたのは20世紀からのほうが
ゾンネベルクのゲブリューダー・ホイバッハ

アメリカ・ボルグフェルト社や 20世紀のジュモー(SFBJ)社に
ヘッドを提供していたのはGホイバッハのほう
写真の 鼻の穴のある風変わりな人形を作っていたのが
ケッペルスドルフのほうです
1910年ごろの人形です

口を開けるだけでも口の横にナイフの傷や窯傷が発生する率が上がるのに
さらにリスクを冒して鼻の穴をあけています
より生き生きとした 本物の子供に見えるようにとの工夫でしょうか
「息をするもの」という意味で ブレザーと呼ばれます

もともと鼻の穴の型のあるモールドを流用しているため
錐で開けた円形の鼻の穴と モールドの三角の鼻の穴が混在しています

0IMG_5550.jpg
「フンス

ブレザーはその後 作られなくなるのですが
ブドワール人形で有名なゲーリング玩具社が
1925年に出したゲーリング・ベビーには 鼻の穴があります

他に無いその顔立ちの圧倒的な存在感が
鼻の穴のおかげで更にインパクトが増している 成功例です
ゲーリング社が出した唯一のビスクドールで 数が少ない上に
唯一無二の他に類を見ない インパクトのあるモールドのため
コレクターに引っ張りだこの 非常にレアなお人形です

よほど良い事があったのか あるいは得意になっているのか
鼻を膨らませて ほっぺも膨らませて
まさに鼻息が荒そうなドヤ顔具合が クセになる可愛さです
18:10  |  アンティークドールの構造  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

梅ママさま すごいレアなお人形さんたちお持ちなのですね わぁぁなんだか人形博物館に飾ってあるような趣がありますね!!
かよぽん | 2014年01月26日(日) 21:31 | URL | コメント編集

人形や玩具は ゼペットじいさんみたいに一人でも工房ができるので
レアな工房やレアな人形が多いですね

数多く作られている代表格のバイローベビーでも
パイロット版のコンポボディの子はレアです
オールビスクならサイズによって
もともと作られた数量に違いがあるようです

同じくたくさん作られているAM341ドリームベビーも
頭があいていてウィッグをかぶせるタイプの子はレアで
シーリーの本に1人 私が一人持っていて
後は2度ぐらいしか見たことがありません

ドイツベビーは 作られた数はそこそこあっても
熱心なコレクターが多い上に
ちょこんと上手にお座りできて飾りやすい事
フレンチほど高くないので換金額が集める手間に見合わない事から
レアな人形を放出しないため 市場で見かけることは
より稀になってると思います

上のブレザーも 顔が可愛く状態の良い人形ばかり厳選して集めている
ヨーロッパのベビーコレクターさんから
物々交換で譲ってもらいましたv-62
梅ママ | 2014年01月27日(月) 13:18 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://antiquebisques.blog69.fc2.com/tb.php/624-13d57bab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |