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2014.03.31(Mon)

オールビスク・タイニーベビーの修理(1)

0IMG_2198.jpg
どこかから逆さに落ちて顔が割れてしまった タイニーベビー
ロッカーアイとボディは無傷なので パーツ取り用に買いましたが
割れたヘッドを組み直してみると かわいかったので
ヘッドを修理してみました

まずビスクの表面を中性洗剤とエタノールで綺麗にします
割れた部分は 表面のペイントが剥離して白い線になって見えます
屈折率を変えると周囲の肌色が屈折して 目立たなくなるので
線の部分の薄い溝に 無色透明の固化材を入れた後 表面をアセトンでならしました
状態にもよりますが リペイントせず
元の質感をそのまま残した修復ができます

次はゴム引きですが
首のソケット部分にひびがあるので
修理したといっても 強い力でゴムを引くと割れてしまいます

首に負担をかけないように 力を分散させます
Vピンを作ろうのような金具は 今回はNG

木のボタンにワイヤーフックがついた よくあるネックボタンを使います
そのままでは力がじゅうぶん分散しないので
肌色のフェルトを切って間にかませます


小さい人形なので ドーナツ状のフェルトの周囲に切れ込みを入れておくと
フェルトがよれず きれいにおさまります
フェルトやボタンがぎゅうぎゅうにならないよう
余裕を持たせます

ゴムを引く時は 太いゴムでぎゅうぎゅう引くと
張力に負けて割れてしまうので
ふだん使っている太さより半分ほど細いゴムを使います

0IMG_2198c.jpg
ゴムが錯綜して見にくいですが
脚の左にあるのが 私がこの大きさの人形に普段使っているゴム
これでも 一般の人形修理よりは細めです
今回はそれよりさらに細いゴムを使います


ゴムは通常 右のように まず首の穴からゴムを入れ
腕と腕を結び 首の穴の上で結びます
次に首からゴムを通し 両足を通して
首の後ろの部分でゴムを結びます

しかし今回のように ボディやヘッドに傷がある時は
ゴム引き時の負担を防ぐため 左のように
腕や足の付け根でゴムを結びます

細いゴムは張力が足りないので ビシッと固定はしません
腕を上げたら自重でゆっくり下がるぐらいの感じになります
ぐらぐらしていると感じるかもしれませんが
ゴムが切れない限り 手足や首が落ちることはありません
しかし割れた人形は 他にも見えないひびが入っている事があり
力を加えるとそのひびが広がってまた割れるので
首を持って持ち上げるなどの乱暴な扱いはせず
本物の赤ちゃんのように 首の後ろとお尻を手で支えて
そっと持ち上げます

裸のままでは ビスク同士がぶつかったりして壊れやすいので
服を着せると安全です
ベビードレスが一般的ですが
太めの糸で鉤針編みの服を作って着せると
糸の弾力で破損防止になるのと 糸の張力で
外骨格のようにビスクの動きを表面から支えてくれるので
ぐらぐらしません

0IMG_2201.jpg
ということで毛糸を準備
今まで100円ショップのかぎ針を使っていましたが
クローバーの柄つきかぎ針セットを買ってみました
高級かぎ針の威力は如何に・・・

つづく
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