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2015.11.10(Tue)

映画の中のお人形(CABIN)

海外の映画やドラマの中に映りこんでいる
小道具のアンティークドールを探すのが好きです

CSI:NY 第2シーズン9話「人形病院」では
人形病院の中の人形のほとんどが
ソフビか現行品のスペインのポーセリン人形
アンティーク的なジャーマンは個人作品っぽいリプロ
バイローベビーのヘッドは工場生産のリプロで
小道具係が80年代の物をガレージセールで集めたっぽい感じでした

今回の「CABIN」は一味かわったホラー映画で
過去の有名なホラー映画のパロディを随所に散りばめています
始まって30分ほどで ヒロインが山小屋の地下室に
罰ゲームで入って そこで古い品物をたくさん見つけるのですが
その中にアンティークドールが置かれた一角があります

注意以降 映画ネタバレを含みます

つづきです♪

地下室の人形は
おそらく設定としては この家にむかし住んでいた
1903年に15歳ぐらいで死んだと思われる 少女アナの持ち物
ドイツのキッドボディの人形があります
遊びやすく安価なので 1900年代のアメリカでは主流の人形でした
リプロで作るタイプの人形ではないし
襟ぐりの革を細かくまつるタイプの
小道具係がいきなり縫えるようなボディでもないので 本物かなと思います

その他は1920年代の人形が目立ち 時代が合っていません
バイローベビーらしきベビーと 不明のドイツベビー
クロスボディの感じから これも本物っぽい気がします
同じ年代のエファンビーの大きなママ人形のヘッドもありました
全身では26インチぐらいのやつです

アメリカのアンティークは1930年よりも古い物ですから
1903年の小物を探すにあたってアンティークというくくりで
小道具係が探したので 時代の違う人形が混じっているのかな…と
思ったところで ハッとしました

この映画では 主人公たちにホラー映画の王道の
シナリオをなぞらせて死なせることを目的とした団体がいて
キャビンも地下室の小物も 彼らによって準備されたセットです
ところが 同じ団体の世界中の支局では
さまざまな設定ミスにより もくろみが失敗しています
(日本支局では 貞子が登場する舞台を小学校にしてしまったので
 学校の怪談式の流れに巻き込まれ 友情の力で封印されてしまったりとか)

地下室の小物は 登場させる怪物を主人公たちに
選ばせるためのキーワードになっているものと
それをわざとらしく見せないための 関係の無い小物とが混在していて
(ぼろぼろのオルガンとか デコイなど)
人形は関係のないほうの 時代設定をそれらしく見せるための小物です
1903年の住人の持ち物を置いておかなければいけないのに
団体の仕事が雑で 1920年代の人形も混じっていた
その様々な雑さや設定ミスによって 計画が失敗してしまった

考えすぎかもしれませんが この映画の細かさや
わざわざ本物のアンティークらしき人形を持ってきた細かさ
キッドボディの人形だけは時代が合っていることを考えると
これも細かい伏線のひとつかもしれません
13:53  |  アンティークドール雑談  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

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