FC2ブログ
2021年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月
2010.04.09(Fri)

アンティークの消臭

古い古いドレスやお人形(主にウィッグ)、たまに変なにおいがします。
においの原因をざっくり分類すると、

タバコの煙
香水(ポプリ)
酸化した皮脂
カビ臭さ

こんなところでしょうか。
詰め物はどんなに古くてもあまり臭いがしないので、
やっぱり外気に触れるところから移された臭いが強いようです。

消臭をするには通気の良いところで臭いが無くなるまで陰干し、が最適です。
またはクローゼットぐらいの気密性で良いので密閉できる箱を用意して、
活性炭(キムコ)と湿気取りを入れておいて、たまに空気を入れ替えても。

臭いの分子には水溶性のものが多いので、このようにしてドレスなどに含まれた
湿気を蒸発させることで、湿気といっしょに臭いが飛んでしまいます。
冬にふつうに置いてある50㎝用のドレスを袋に入れて湿気を蒸発させるだけでも、
0.5ccほどの水分が取れました。
0.5ccの水はおよそ1リットルの水蒸気になります。
この大量の水蒸気が、臭いの分子を飛ばしてくれます。

(密閉した空間ではいったん人形やドレスから出た
臭い分子が戻らないようにキムコと湿気取りで吸収します。
湿気を適宜加えて、さらに臭いが取れるように、何度か
湿気を加えるために空気を入れ替えます)

湿気取りがこけて水がこぼれないように気をつけてください。

ファブリーズも、基本的には水を吹きかけて蒸発させることで臭いを取ります。
それにプラスして、脂溶性など水だけでは飛ばない臭いを封印するために、
活性炭のようなはたらきをするデキストリン(糖)を加えています。

しかし古いドレスはたいてい汚れているので、
水を吹きつけると茶色い小さな輪ジミの原因になるのと、
人形やドレスのように長い年月保存する種類のものは、
防カビ剤の効果が無くなった後、布の上に残ったデキストリンが分解されて
カビや小さな虫のエサになるかもしれないので、私はファブリーズは使っていません。

早く臭いを取りたい場合は、使ったあとお湯を捨てた
湿気の多いお風呂場に吊るして、お風呂換気を一晩かけると良いでしょう。
天井からしずくが垂れるぐらい高い湿気だとシミになるのでご注意を。
15:31  |  修理(ボディ)  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://antiquebisques.blog69.fc2.com/tb.php/88-2b4bef95
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |